パナマのプラヤ・ベナオでは『Billabong ISA World Surfing Game 2011』が現地25日(土)より開幕した。
今大会は世界中選りすぐりのベストサーファーが集結し、メンズ・ウィメンズ・ロングボードの3クラスでの優勝争いに加え、国別対抗としても戦って金メダルを目指すサーフィン界のオリンピックと言える。
今大会に日本人選手で選抜されたのは、メンズオープンクラスの鈴木智喜(茨城北)・井上達貴(茨城南)。ウィメンズオープンクラスに清永亜希子(湘南茅ヶ崎)・阿住聡子(福島1区)。ロングボードオープンクラスに岡崎生水(静岡2区)・中山祐樹(横浜)。
各国に目を向けると、何とオーストラリアチームには元WTサーファーのミック・キャンベル(AUS)、フランスチームには現役WTサーファーのジェレミー・フローレス(FRA)がメンズオープンに参戦。ウィメンズオープンにもソフィア・ムラノビッチ(PER)がペルー代表、シルヴァナ・リマ(BRA)はブラジル代表、ペイジ・ハーブ(NZL)はニュージーランド代表、ジェシー・マイリー・ダイア(AUS)はオーストラリア代表で参戦。ロングボードオープンではテイラー・ジャンセン(USA)がアメリカ代表で、ハーリー・インゲルビー(AUS)はオーストラリア代表で出場と、名立たるトップサーファーが集結しています。
初日の波は3-5ftのオーバーヘッドコンディション、2ポイントを設け試合がスタートした。
日本人選手は残念ながらファーストラウンドから力を発揮出来ずに全員が3・4位となり、リパチャージへ回るスタート。
メンズオープンのリパR1では、井上達貴(茨城南)と鈴木智喜(茨城北)がしっかりとミドルスコアを1本稼ぎ、何とか2位へ食い込んでラウンドアップのリパR2へ。
ウィメンズオープンのリパR1では、阿住聡子(福島1区)が3人のラッキーヒートであったものの3.17ptを2本揃え2位でリパR2へ進むが、清永亜希子(湘南茅ヶ崎)は4位の選手が0pt、2位の選手がたったのトータル3.37ptだったのに、スコアが伸ばせずトータル3.30ptとらしくない敗退を記してしまった。
ロングボードオープンのリパR1では、岡崎生水(静岡2区)がカーヴィなラインでつないだ波で6.33ptのヒートベストスコアを叩き出し余裕の1位でラウンドアップを果たすが、中山祐樹(横浜)は僅差の末逆転ならずに3位敗退となった。
昨年の日本の国別対抗順位は18位。優勝国はペルーで、今年は墜先日開催のISAジュニアでも優勝を飾っており、今一番勢いに乗っている国。
何とか日本もリパチャージを勝ち抜き、前回より少しでも上を目指して欲しい。
ガンバレ日本!頑張ろうニッポン!