五十嵐カノアと松田詩野が2023 ISA WSGアジア枠1位でパリ2024オリンピックでの出場権を獲得

2023/06/08 更新

波乗りジャパンPhoto:ISA/Jersson_Barboza

エルサルバドルにて❝2023 Surf City El Salvador ISA World Surfing Games❞※世界選手権に相当(主催:国際サーフィン連盟:以下、ISA)が開催された。

パリ2024オリンピックの選考大会であり、男女それぞれ個人でアジア大陸枠1位には、オリンピック出場権が与えられる重要な大会。

五十嵐カノアPhoto:ISA/Pablo Jimenez

サーフィン日本代表NAMINORI JAPANは男子五十嵐カノアが4位、

松田詩野が2024年パリオリンピック条件付き出場権獲得!Photo:ISA/Jersson_Barboza
女子松田詩野が13位という成績を残し、これにより五十嵐カノア、松田詩野共に今大会アジア大陸枠にて1位となり、パリ2024オリンピックでの出場権を獲得した。(※1,条件付き出場権の獲得)。

※1、今大会でアジア大陸枠1位となった選手は、来年2024年の2月にプエルトリコで開催される(予定)❝2024 ISA World Surfing Games❞に出場することを条件に、パリ2024オリンピックサーフィン競技出場権が与えらる。

 
今大会の振り返りと今後の目標について試合を終えたばかりの五十嵐カノアと松田詩野がZoom会見に参加したので紹介したい。

五十嵐カノア 松田詩野

松田は「今大会スポットを取得できた日は本当にジェットコースターみたいな1日で、メインラウンドで朝負けてその時は落ち込みましたが、この次は「絶対負けない」という強い気持ちでリパに挑み、その結果今回はアジア枠を獲れたのですごい嬉しかったです。」

カノアは、「今日アジア枠を獲ったことが決まりましたが、一番嬉しかったのは昨日和井田理央が負けて、日本人がアジア枠を獲るいうニュースを聞いて、自分かレオ(稲葉玲王)が獲れるとわかった事が一番気持ちよかったです。レオが獲っても自分が獲っても同じ嬉しさだと思います。今日はプレッシャーがなく、楽しんで、レオは朝負けちゃいましたが、その中で自分がファイナルまで行ってメダルも獲れて良い日だったです。」

条件付きのオリンピック出場権獲得し、チョープーに向けて自分の課題や今後どのように準備していくかについて松田は「まだチョープーでの経験がないので、ローカルノレッジを学んでまず海を知る所から入り、この1年はあっという間だと思うので、この期間を大切にしながら波の乗れるようになり自信を持てる状態にしておきたいです。」とコメント。

カノアは「このまま5年くらいチョープーで、今回オリンピックに向けるというよりも、ずっとチョープーで練習したい波だったのでこれからオリンピックに向けて真剣になるのかなと思います。このままいつも通り続いて、チャンスがあればチョープーに行って練習してなるべくサーフブレイクを良く知りたいと思います。」

条件付きではあるが日本人で最初のオリンピック出場権獲得については松田は「それは決まるまで知らなかったですが、嬉しいです。」

カノアは「東京オリンピックもすごい経験だったので、また同じ経験ができるという事、オリンピックに行ける事は本当にアスリートとしてはトップの気持ちです。またたくさんお日本人がクオリファイすると思いますが、このままビルドアップする、皆で練習して日本の力として頑張りたいと思います。」

今年CTはカノアにとってあまり良い成績とは言えないが、今大会で持ち直した記者の方々に言われている事に関してカノアは、

「サーフィンは難しく、F1のレースみたいに1秒もないちょっとした違いで結果が変わリます。今年はあともうちょっとだったという事がたくさんあって、ちょっとしたリズムが良いリズムに変わればどんどん前に進み良い結果につながると思います。今回日本のチームでいて、皆の力を集まりチームのエネルギーが感じられて、今回一番疲れている中で必要な時にチームからエネルギーやリズムをもらったので、これから続くCTで頑張りたいです。」

後2日後にCTがスタートするカノアは、

「去年ハンティントンで開催されたISAで日本に枠を獲り、今回の目標である日本のために枠をとり、最後の目標はCTで3枠目とる事です。パリのオリンピックが決まった時からその目標だったので、3人しか行けないという事でマキシマムの枠を日本のために獲ることは本当に嬉しい気持ちで嬉しい気持ちで3枠めも獲りたいと思います。」

「前回東京のオリンピックを逃した同じ場所でもあるので悔しい思いがあって終わった場所でした。今回同じ場所でオリンピック獲れるチャンスがあって絶対次はいい思いで回れる場所にしたいと思いNAMINORI JAPANメンバーと協力した事もありそれが、周りの方々のサポートと自分の思いの強さで獲れたので前回の自分を超えられたと思います。」

メダルに対する意気込みについては、松田は「タヒチにチャレンジしに行くって感じなので、そのチャレンジを楽しめるようにチームで成長したいと思いますし、オリンピックを通してサーフィンの魅力を伝えたいと小さい頃から思っていたので、それをメダルをとる形で伝えられたらと思います。」

カノアは、「日本の銀メダルはすごい悔しかった事で、次のパリオリンピックに向けてワンステップアップして金メダルとる事が目標です。今回のイベントでその目標に近づき、オリンピックで金メダル獲る目標の前にはオリンピックにクオリファイしなければならないので今回それができました。ちょっとずつ近づけていることは嬉しいです。このままいつも通りの練習をして、チョープーのための練習も始めているので応援よろしくお願いします。」

 
■2023 Surf City El Salvador ISA World Surfing Games大会結果(チーム)

五十嵐カノアPhoto:ISA/Pablo_Franco

国別総合:4位

男子国別:3位

女子総合:7位

 
■大会結果(個人)

五十嵐カノアPhoto:ISA/Pablo_Jimenez

(男子)

五十嵐カノア 4位

稲葉玲王 8位

脇田泰地 22位
 
稲葉レオPhoto:ISA/Sean_Evans

ファイナルデーまで勝ち進んだ稲葉玲王はリパチャージR11で破れ8位でフィニッシュ。
 
松田詩野Photo:ISA/Pablo Jimenez

(女子)

松田詩野 13位

前田マヒナ 31位

都筑有夢路 37位

 
■2023 Surf City El Salvador ISA World Surfing Games
https://isasurf.org/event/2023-surf-city-el-salvador-isa-world-surfing-games/

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