グリフィンコラピントとカリッサムーアが優勝!CT第6戦「Surf Ranch Pro」

2023/05/30 更新

PHOTO: © WSL/ Pat Nolan

サーフィン世界最高峰のWSL(ワールドサーフリーグ)CT(チャンピオンシップツアー)の第6戦「Surf Ranch Pro」がLEMOORE, California/USA (カリフォルニア州レモー)で2日間に渡り開催され、現地時間5/28(日)に行われたファイナルでグリフィン・コラピント(USA)とカリッサ・ムーア(HAW)が優勝し、共にCTランキングトップに立った。

PHOTO: © WSL/ Pat Nolan
キャロライン・マークス(USA)とイタロ・フェレイラ(BRA)は素晴らしいパフォーマンスを見せ準優勝。

世界最高のサーファーたちは、続くCT第7戦「Surf City El Salvador Pro」に備えて、中米に目を向けることになる。リップカールWSLファイナルまであと5戦が残されており、選手達はWSLファイナル5 への出場権を獲得するというプレッシャーを感じ始めている。

 

グリフィンコラピント(USA)が優勝でCTランキングTOPに!

グリフィンコラピント(USA)が優勝でCTランキングTOPに!PHOTO: © WSL/ Pat Nolan

グリフィン・コラピント(アメリカ)は今日の各ヒートで全てを出し、2019年世界チャンピオンのイタロ・フェレイラ(BRA)との決勝に向けてベストを尽くした。
グリフィンコラピントSurf Ranch ProPHOTO: © WSL/ Aaron Hughes

イタロとグリフィンによるファイナルは、ハイレベルなサーフィンで多くの観衆を沸かせた。グリフィンは好調なスタートを切り、エクセレント8.70ptとバックアップ7.83ptをスコア。

イタロフェレイラSurf Ranch ProPHOTO: © WSL/ Aaron Hughes

イタロフェレイラSurf Ranch ProPHOTO: © WSL/ Aaron Hughes

しかしイタロは8.70ptとバックアップ8.13ptを獲得してリードを奪った。グリフィンは逆転にビッグスコアを必要としたが、それを見事に達成し、9.17ptをスコア。トータル17.77(8.70+9.17)でイタロを抑え今シーズン初優勝を飾った。

グリフィンコラピントSurf Ranch ProPHOTO: © WSL/ Pat Nolan
「カリフォルニアのCTで勝つことはすべてを意味します。特にここで勝つことは誰にでも同じチャンスが与えられ、身体能力がものを言うからです。」とグリフィンはコメント。

「これには多大な労力が費やされました。とても気分が良くて、とても興奮しています。友達や家族もみんなここにいるので、彼らと一緒にここで勝つなんて、本当に信じられないことです。

「あの決勝戦は本当にクレイジーだったし、イタロ(フェレイラ)の波を見て、彼が転ぶ事を願うのはとても奇妙だったので、本当にうれしかったです。あなたに言われるまで、自分がナンバーワンだということはまったく知りませんでしたし、イエロージャージを着ているのはクレイジーな気分です。」

グリフィンコラピントSurf Ranch ProPHOTO: © WSL/ Aaron Hughes
グリフィンはファイナルでーで完璧な試合は運びを見せ、サーフランチの傑出したヤゴ・ドーラ(BRA)に対する驚愕の勝利から始まり、ブラジルの強豪たちと対戦した。

フィリッペトレドSurf Ranch ProPHOTO: © WSL/ Aaron Hughes
その後、世界チャンピオンで前大会優勝者のフィリペ・トレド(BRA)を準決勝で敗退させたのがこの日最大の番狂わせの1つとなった。

フィリッペは今大会3位でCTランキング3位へダウン。

ジョアウチアンカSurf Ranch ProPHOTO: © WSL/ Aaron Hughes

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ランキングをリードしていたジョアウ・チアンカ(BRA)は今大会QF敗退で5位。これによりCTランキング2位にダウンした。

 

カリッサムーア(USA)はSurf Ranch Proで2度目のV

カリッサムーア(USA)はSurf Ranch Proで2勝目のVPHOTO: © WSL/ Aaron Hughes

5度の世界チャンピオンであるカリッサ・ムーア(HAW)は、Surf Ranch Proで2勝目、今季CTイベントで3勝目を挙げた。ムーアは素晴らしい1年を過ごし、今度はCTランキングトップのイエロージャージを着てCT第7戦「Surf City El Salvador Pro」に挑むこととなる。

カリッサムーアSurf Ranch Pro
今日の勝利で28勝目を挙げたカリッサは、2020年東京オリンピックでの金メダルと共に長い功績リストに加わった。ランキング首位のサーファーとして、彼女は現在パリで開催されるオリンピックの出場権獲得と、WSLファイナル5への出場権獲得に向けて順調に進んでいる。

「今、私の顔から笑みを消すことはできません。この素晴らしい人々と表彰台を共有できることは光栄です。

私たちアスリートは皆、自分の可能性を最大限に発揮したいと思っていると思いますが、私にはここでもっとできることがあったと確信しています。しかし、私は幸せであり、今いると感じました、そしてそれが私にとって最も重要なことです。こんなにうまくいくとは思っていなかったので、本当に嬉しいです。ここにはたくさんの家族や友人がいて、世界中で見てくれているので、すべての愛に本当に感謝しています。

完璧な波ですが、乗るのは本当に難しいです。もう一度タイミングを見つけて神経を落ち着かせるまでに数回のサーフィンが必要でしたが、本当に気分が良かったです。」とカリッサは勝利者インタビューでコメント。

カリッサムーアSurf Ranch ProPHOTO: © WSL/ Aaron Hughes
ファイナルでオープニングから8.60ptのエクセレントスコアを叩き出し、このスポーツの天才の1人であるキャロライン・マークス(USA)に序盤からプレッシャーをかけた。

カリッサムーアSurf Ranch ProPHOTO: © WSL/ Aaron Hughes
さらにカリッサはバックアップでも7.93ptをマークし大きくリードすると、キャロラインは2回目の波で一か八かの状況に陥った。

キャロラインマークスSurf Ranch ProPHOTO: © WSL/ Aaron Hughes
キャロラインは最後にエアーを試すも成功せず、必要なスコアをメイクできなかったためカリッサの優勝が決まった。

 

五十嵐カノアは9位

五十嵐カノアSurf Ranch ProPHOTO: © WSL/ Aaron Hughes

初戦のクオリファイラウンドはイーサン・ユーイング(AUS)に敗れ2位となった五十嵐カノアは、Night Sessionでベスト8入りの2名枠をかけて戦い、エクセレント8.30ptをマークして2位につけていた。しかし、今大会準優勝したイタロ・フェレイラ(BRA)が8.50ptを叩き出して逆転。惜しくもQF出場とはならなかった。

五十嵐カノアSurf Ranch Prospan style=”font-size: 0.8em;”>PHOTO: © WSL/ Pat Nolan
ベスト8入りとはならず惜しくも9位でフィニッシュしたカノア。この結果でCTランキング17位までアップ。

現在トータル12,620pt獲得しているカノアだが、ランキング5位で26,545pt獲得しているジャック・ロビンソン(AUS)とは10,000pt以上の差をつけられている。

Topのグリフィンは既に35,090pt獲得しており、20,000pt以上の差がある。カノアにとってFinal5へ出場するためには残る5戦を好成績が求められる過酷な状況だ。

これから後半戦に向けてカノアがどのようなドラマを繰り広げてくれるのか楽しみだ。

 

【全ハイライト映像】CT第6戦「Surf Ranch Pro」

 
▼CT第6戦「Surf Ranch Pro」
https://www.worldsurfleague.com/events/2023/ct/71/surf-ranch-pro/main

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