ジョンジョンとソフィーが優勝!五十嵐カノアは2位 CS第7戦「Haleiwa Challenger」

2022/12/06 更新

ジョンジョンとソフィーが優勝!Haleiwa Challenger at Home in The Hawaiian IslandsPHOTO:© WSL / Brent Bielmann

ハワイオアフ島のハレイワでは現地時間12/2(金)にWSLのチャレンジャーシリーズ(CS)第7戦「Haleiwa Challenger」が最終日を迎え、ジョンジョンフローレンス(HAW)とソフィー・マカロック(AUS)が優勝、日本代表の五十嵐カノアは準優勝した。

この試合はCS最終戦となり、今年度のCSランキングが決定。男女の2023年CT(チャンピオンシップツアー)へクオリファイする残りの選手も決定した。
 

ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)が優勝!

ジョンジョンフローレンス優勝!Haleiwa Challenger at home in The Hawaiian Islands PHOTO:© WSL / Tony Heff

男子のファイナルはジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、五十嵐カノア(JPN)、マイケル・ロドリゲス(BRA)、ライアン・カリナン(AUS)の対決。

ジョンジョンフローレンスHaleiwa Challenger at home in The Hawaiian IslandsPHOTO:© WSL / Tony Heff

ジョンジョンはオープニングからビックマニューバーとレイバックをミックスさせた圧巻のサーフィンを見せて9ptをスコア。

ミッドレンジのスコアからスタートしたカノアが2本目で8.40ptさらに3本目の波でバックアップを6.47ptまでのばし、トータル14.87ptで試合をリードした。

しかし、ノースショアのホームで負けられないジョンジョンは試合残り10分をきったところでハックからノーグラブのエアーローテーションをメイクしてバックアップを7.77ptをスコアしてトータル16.77pt(9.00+7.77)と逆転に成功。この後はジョンジョンがリードのまま試合が進み、見事優勝を飾った。
ジョンジョンフローレンスHaleiwa Challenger at Home in The Hawaiian IslandsPHOTO:© WSL / Brent Bielmann

「今週に入って気分が良くなり、再び競技に戻ってきました。言葉を失っています。特にこのような波で、ホームで勝利し、ハワイのために勝つことができてとてもうれしく思います。」とフローレンスは優勝後にコメントした。

 

五十嵐カノアは2位

五十嵐カノア Haleiwa Challenger at Home in The Hawaiian IslandsPHOTO:© WSL / Brent Bielmann

今大会準優勝のカノアのサーフィンは際立っており、QF(クォーターファイナル)では、オールスターのライバルであるカウリ・ヴァスト(FRA)、フレデリコ・モライス (PRT)、モーガン・シビリック (AUS) を抑えてトータル16.17pt (8.17 + 8.00) と圧倒的なサーフィンを見せて勝利。

カノアはさらにSF(セミファイナル)でCTクオリファイを決定させたマキシム・フスノット(FRA)を下しファイナルへ進出した。

マキシム・フスノット(FRA)Haleiwa Challenger at Home in The Hawaiian IslandsPHOTO:© WSL / Brent Bielmann
フランスのマキシムはカノアに敗退したが今大会7位でCSランキング4位にランクアップして2023年のCT出場を決定させた。

五十嵐カノア
「このような波が大好きで、ファイナルでハワイのシーズンをスタートし、ジョンとファイナルを共有できることは素晴らしいことです。ハレイワ、パイプ、サンセットはそれぞれハワイではまったく異なる競技場です。残りの冬が楽しみです。」とカノアはコメントした。

カノアはCS全3戦出場して、日本人男子の最高位のCSランキング20位でフィニッシュ。

これから1月29日〜2月10日の2023年CT開幕戦「Billabong Pro Pipeline」に向けて本当の調整がスタートしていく。来シーズン、カノアはどんなドラマを繰り広げてくれるのか楽しみだ。

マイケル・ロドリゲス(BRA)Haleiwa Challenger at home in The Hawaiian IslandsPHOTO:© WSL / Tony Heff

このCS最終戦はファイナル出場し自身の最高3位でフィニッシュしたマイケル・ロドリゲス(BRA)もCT入りを決定させた。

 

Haleiwa Challenger男子結果:

1 - ジョンジョンフローレンス(HAW) 16.77
2 - 五十嵐カノア (JPN) 14.87
3 - マイケル・ロドリゲス (BRA) 11.76
4 - ライアン・カリナン (AUS) 11.20

 

ソフィー・マカロック(AUS)が優勝で2023年CT出場権獲得

ソフィー・マカロック(AUS)優勝Haleiwa Challenger at Home in The Hawaiian IslandsPHOTO:© WSL / Brent Bielmann

女子イベントのファイナルは、CTクオリファイのダークホースのソフィー・マカロック(AUS)が6.83ptをスコアし、昨年のハレイワ優勝者であるベティルー・サクラ・ジョンソン (HAW) 、エヴェレイラ・ウォン(HAW)そしてCTクオリファイ脅威のテレサ・ボンヴァロ(PRT)からリードを奪うことからスタートした。

さらに形良いライトを掴んだソフィーは3発のソリッドなマニューバーを決めさらに8.17ptをスコアしトータル15.00pt(8.17 + 6.83)とその差を広げた。

時間が経過とともに、テレサは準優勝とCTクオリファイを確保するためにミッドレンジのスコアを必要としていたが、最後の波をメイクできず、

ベティルー・サクラ・ジョンソン (HAW)Haleiwa Challenger at home in The Hawaiian IslandsPHOTO:© WSL / Tony Heff

ベティルーが試合終了間際、驚異的な9.23ptを叩き出しトータル14.23(9.23 + 5.00)まで追い上げたが1歩及ばずソフィーが見事優勝、サクラ・ジョンソンが2位でフィニッシュした。


「それは私にとって大きな意味があり、実際にこのイベントに向けて多くの自己不信がありました。皆すごいサーフィンをしています。ベティルーはここではとても上手なので、この逆風が幸福に転じました。」

ソフィー・マカロック(AUS)Haleiwa Challenger at Home in The Hawaiian IslandsPHOTO:© WSL / Brent Bielmann

「ファイナルの前に、誰かが私にまだ終わっていないと言ったので、何が起こるのか​​正確にはわかりませんでした。正直なところ、神経質になりましたが、再編成して同じ意図を持つことができたことを本当に誇りに思っています。」と優勝したソフィーが語った。

この結果によりソフィーはCTクオリファイラインの5位までランクアップすることに成功した。 2位のサクラ・ジョンソンはCSランキング1位でCT再クオリファイを決めて今シーズンを終えた。

Haleiwa Challenger女子結果:

1 -ソフィー・マカロック(AUS) 15.00
2 -ベティルー・サクラ・ジョンソン (HAW) 14.23
3 -テレサ・ボンヴァロ(PRT) 7.70
4 -エヴェレイラ・ウォン(HAW) 6.56

 

都筑有夢路はベスト8進出で13位

CSランキング13位Haleiwa Challenger at Home in The Hawaiian IslandsPHOTO:© WSL / Brent Bielmann

都筑はR32でモーリー・ピックラム(AUS)を抑えトップ通過でベスト8へ進出した。しかしQFでは持ち前の良さが出せず惜しくも敗退で13位。

2022年のCSランキングは13位でフィニッシュした都筑は日本女子で最高位をマーク。前大会3位など後半にかけ成績をのばしてきたが、CTクオリファイの5位以内には届かなかったが来シーズンの活躍も期待したい。

 
ファイナルデー ハイライト映像 |CS第7戦「Haleiwa Challenger」

 

 

CTクオリファイの2022年CSランキング

ラムジー・ブキアム (MOR)Haleiwa Challenger at Home in The Hawaiian IslandsPHOTO:© WSL / Brent Bielmann

2023年のCT選手は新たな国としてインドネシアの和井田理央の他に、前大会を準優勝、CSランキング5位で今シーズンを終えたモロッコ代表のラムジー・ブキアム (MOR) が加わった。

2022年男子CSランキング
1. レオナルド・フィオラバンティ (ITA) 26,915
2. ライアン・カリナン (AUS) 26,030
3. 和井田理央(IDN) 22,650
4. マキシム・フスノット (FRA) 18,695
5. ラムジー・ブキアム (MOR) 17,765
6. マイケル・ロドリゲス (BRA) 17,470
6. イアン・ジェンティル (HAW) 17,470
8. ジョアウ・チアンカ (BRA) 16,235
9. ライアム・オブライアン(AUS) 16,050
10.イズキール・ラウ(HAW) 15,770

 

2022年女子CSランキング
1. ベティルー・サクラ・ジョンソン (HAW) 29,970
2. メイシー・キャラハン (AUS) 28,920
3. モーリー・ピックラム(AUS) 28,630
4. ケイティー・シマーズ(USA) 28,630
5. ソフィー・マカロック(AUS)(AUS) 25,490

 

▼CS第7戦「Haleiwa Challenger」
https://www.worldsurfleague.com/events/2022/cs/27/haleiwa-challenger/main

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