WSL(ワールドサーフリーグ)から発表された2023年のCT(チャンピオンシップツアー)のスケジュール
このカレンダーは、WSLの再設計されたツアーとコンペティションのフレームワークで2年目を迎える。このフレームワークは、男女同じスケジュールで10試合のレギュラーシーズンイベント、CT第5戦の後のミッドシーズンカット、および3度目の最終戦Rip Curl WSL Finalsで構成。2023年のCTシーズンは、2024年のパリオリンピックのトップ予選ルートにもなっている。
「私たちが開発し、今シーズンを通じて大成功を収めた新しいフレームワークを誇りに思っています」と、ツアーのシニアバイスプレジデント兼コンペティション責任者であるJessi Miley-Dyer(ジェシー・マイリー・ダイアー)はコメント。
「2023年のスケジュールは可能な限り最高のプラットフォームを提供し、世界最高のサーフィンを牽引し続けます。 8月に女性たちが 16年ぶりにタヒチに戻ってくるのを見るのは信じられないことであり、2023年もこの完全に組み合わされたスケジュールにより、同等のイベント、会場、賞金が引き続き見られることを誇りに思います。」
「2022年に達成した信じられないほどの勢いとマイルストーンに続いて、私たちはプロのサーフィンを進歩させ、高めるためのグローバルプラットフォームを構築し続けます」とWSLのCEOであるエリック・ローガンはコメント。
「今年初めて全体の再設計を経験しました。来年の完全に統合されたチャンピオンシップ ツアーを通じてスポーツをさらに強化します。これにより、2024年のオリンピックの最初の18人の選手の資格も得られます。」
PHOTO:© WSL / Nolan
2023年のCTスケジュールは、 1月にCT開幕戦「Billabong Pro Pipeline(ビラボン プロ パイプライン)」からスタートし、7か国で10のレギュラー シーズン イベントが含まれる。
ミッドシーズンカットは、CT第5戦「Margaret River Pro(マーガレット リバー プロ)」後に実施される。その後、WSLCTカレンダーの6番目のストップとして、海から100マイル離れたカリフォルニア州リムーアにある世界最大の高性能人工波であるサーフランチに戻る。2023年の最終戦「Rip Curl WSL Finals」はカリフォルニア州サンクレメンテのLower Trestle(ローワートラッセルズ)で開催され、男女トップ5のサーファーが世界タイトルをかけて対決する。
2023年WSL CTスケジュール
CT開幕戦「Billabong Pro Pipeline ビラボン プロ パイプライン」 (ハワイ): 1月29 日 – 2月10日
CT第2戦「Hurley Pro Sunset Beach ハーレー プロ サンセット ビーチ」 (ハワイ): 2月12 ~ 23日
CT第3戦「MEO Rip Curl Pro PortugalMEOリップ・カール・プロ・ポルトガル」 (ポルトガル):3月8日~16日
CT第4戦「Rip Curl Pro Bells Beach リップ・カール・プロ・ベルズ・ビーチ」 (オーストラリア):4月4日~14日
CT第5戦「Margaret River Proマーガレット リバー プロ」 (オーストラリア): 4月20 ~ 30日
ミッドシーズン カット: 男子36名、女子18名のフィールドから男子24名、女子12名のフィールドに削減される。
CT第6戦「Surf Ranch Proサーフ ランチ プロ」 (アメリカ): 5月27 ~ 28日
CT第7戦「Surf City El Salvador Pro サーフシティ エルサルバドル プロ」 (エルサルバドル): 6月9日~18日
CT第8戦「Rio Pro リオプロ presented by Corona」 (ブラジル):6月23日~7月1日
CT第9戦「Corona Open J-Bay コロナ オープン Jベイ」 (南アフリカ): 7月13日 – 22日
CT第10戦「SHISEIDO Tahiti Pro 資生堂タヒチプロ」 (フランス領ポリネシア):8月11日~20日
WSLファイナル5が決定し、世界タイトル争いは男女5名に絞られる。
CT最終戦「Rip Curl WSL Finals リップカールWSLファイナルズ」 (ローワー トレスルズ、アメリカ): 9月7日 – 15日
2024年パリオリンピック代表のトップ選考となる2023年CT
PHOTO: © WSL/ Damien Poullenot
2023年のWSL CTは、世界最高のサーファーのためのオリンピック資格システムのトップ階層となる。
ビラボン プロ パイプラインから 資生堂タヒチプロまでの2023シーズン終了時点のWSLCTランキングにより、2024年パリオリンピックの48枠のうち 18枠 (男子 10 枠、女子 8 枠) が決定する。
アジアでは五十嵐カノアに加え和井田理央も参戦
PHOTO: © WSL/ Beatriz Ryder
カノアは2022年をTOP5でフィニッシュし、世界戦でも金メダルを獲得するなど素晴らし活躍を見せている。来シーズンもさらにパワーアップしたカノアを見るのが楽しみだ。
さらに、今年CS(チャレンジャーシリーズ)を2連覇しランキングをリードする和井田理央が、先日のポルトガル戦「EDP Vissla Pro Ericeira」でR48を勝ち進み見事2023年のCT入りを決定させた。
アジア男子からは2人目となるCTサーファーの誕生は嬉しいニュースだ。パリオリンピックの代表選考もかかる2023年のCTはこの2人がどんなドラマを繰り広げてくれるのか目が離せない。
WSL(ワールドサーフリーグ)
https://www.worldsurfleague.com