五十嵐カノアと前田マヒナが2022 ISA World Surfing Gamesへの意気込みを語った【波乗りジャパン会見】

2022/09/17 更新

日本サーフィン連盟(NSA)は9/17(火)にNAMINORI JAPANのZOOM会見を実施。

NAMINORI-JAPAN五十嵐カノア&前田マヒナ

アメリカ・ハンティントンビーチで開催されている2022 ISA World Surfing Games(WSG)の本戦を目前にしたサーフィン日本代表NAMINORI JAPANの五十嵐カノアと前田マヒナがこの会見に出席し、大会への意気込みを語った。

NAMINORI-JAPANPhoto: NSA

写真は波乗りジャパンがWSGの開会式へ出席した様子。

この大会は、2024パリオリンピックの最初の選考大会であり、男女別の優勝チームは、それぞれの国で1名のオリンピック出場権が与えられる。

 

五十嵐カノア

今年のWSL CT(チャンピオンシップツアー)の最終戦RIP CURL Finalsに出場し5位の最高位でシーズンを終えたカノア。CTとISAの世界戦に向けてサーフボードの調整や体のトレーニングなど同じ準備をしてきて今のコンディションはピークに近いと語った。

「今大会の目標は自分の大会で金メダルを獲ることと、そしてチームで金メダルを獲ることも大切です。それに向けてチームをサポートしていくことに集中したいです。チームと一緒に勝っていくイメージです。このチームは特別で自分の勝つことも目標だけど、皆の勝つところを見たいです。」

子供の頃からここハンティントンビーチでサーフィンをしてきたカノアは誰よりも経験豊富で前田マヒナをはじめチームメンバーをサポートしている。
「ハンティントンの波は毎日コンディションが変わり難しく乗りづらいので、なるべくできるアドバイスはシェアしたいです。このチームはトップメンバーでアドバイスは必要ないと思うけど、サポートできるところはしていきたいです。」と語った。

東京オリンピックで銀メダルを獲得したカノアは、「東京オリンピックのことは終わった事なので、今日から2024年のパリオリンピックの目標に向けて頑張っていきたいと感じています。まだ時間がありやらないといけないことがたくさんあるのでステップバイステップでその目標に近づけていきたい。」

今年のCTの結果については、「TOP5は今年の目標でした。今年ワールドチャンピオンになれなかったことは悔しいです、でもその中で勉強になった事はすごく多いです。その目標はまた続いて来年頑張っていきたいです。今年こういう経験ができてまた、世界チャンピオンになる事へ近づいたと思いますし、それが自分のモチベーションにもなっています。去年のオリンピックの銀メダルの時のそうですが、負けた試合の方が勉強になると思います。そういう頭の切り替えで今回も前に進もうと思います。」とカノアはポジティブなコメントを残した。

今回はハンティントン近くの自宅ではなくチームで一緒に過ごしているカノアは、「日本のチームと一緒にいるチャンスはなかなかないので、この2週間は楽しみ感謝していきたいです。それを結果に繋げて、自分自身でコントロールできることに100%集中してヒートがない時はチームをサポートすることにフォーカスしたいです。金メダルだけでなく、チームは皆ファミリーなので勝つだけでなく、ハッピーになれるようにサポートしていきたいです。」

また、「去年のエルサルバドルと同様に今回もまたチームと一緒に泊まっていますが、このISAは長い大会で1人では勝てないというイベントです。チームと一緒に勝つ事、チームのリズムを使って金メダルへ近づけたいので、チームと一緒に泊まることは大切です。」とコメントした。

 

前田マヒナ

NAMINORI-JAPAN前田マヒナ

この大会へ来る前に腰を痛めたという前田マヒナだが今は先生に診てもらい問題ないとのこと。この大会については、

「今回の目標はチームで合わせていい成績を残したい事と、自分でもメダルを目指したいので優勝だけ考えています。皆のサポートもしたいですが、あまりプレッシャーをかけず楽しくいければ最後まで勝ち残れると思います。」

東京オリンピックから1年を振り返った前田は、「東京オリンピックではいい成績が残せずすごい悔しい思いがあります。パリまではもっと頑張って優勝する気持ちを持ちたいと思います。」

ハワイで育ち怖い波の方がハンティントンの波よりも得意だと語る前田だが、毎日チームミーティングをして、カノアのアドバイスもあり今までのハンティントンとは違うイメージをしているという。「月曜から波が上がる予報なので楽しみにしています。」と語った。

CS(チャレンジャーシリーズ)で現在20位の前田はなかなか自分のサーフィンができずに悩んでいた時期もあったというが今の状況について、

「オリンピックから自分の気持ちが落ち込んでいて、今年もあまり良い成績は残せていませんが自分のサーフィンがあがったっていう気持ちがあるので、試合の事だけ集中すれば最後までいくことができます。今のサーフィンがベストだと思います。」と語った。

開会式が終わり明日からいよいよWSGの本戦が始まる。是非これから波乗りジャパンがどんなドラマを繰り広げてくれるのか楽しみだ。

 

2022 ISA World Surfing Games – Opening Ceremony

 

2022 ISA World Surfing Games(WSG)大会概要

2022 ISA World Surfing Games大会概要

●名 称:2022 ISA World Surfing Games

●主 催:国際サーフィン連盟(ISA)

●期 間:2022年9月16日(金)~9月24日(土)※現地時間

●開催地:Huntington Beach, California, USA

●出場選手:各国男子3名まで、女子3名まで

●放送:ISA特設サイトにてLIVE放送

ISA HP:https://isasurf.org/event/2022-isa-world-surfing-games/

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