PHOTO: © WSL/ Damien Poullenot
フランス領ポリネシアTahiti Teahupo’o(タヒチ、 チョープー)ではWSL(ワールドサーフリーグ)CT(チャンピオンシップツアー)の第10戦「Outerknown Tahiti Pro」が開催され、現地時間8/18(木)に大会3日目を迎え、男女共にベスト8が決定! 男子は世界タイトル争いの最終戦「Rip Curl WSL Finals」に出場する5名の選手が決定し、五十嵐カノアが遂にその出場枠を獲得した。
五十嵐カノアベスト8進出!最終戦WSL FINALSの出場決定
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今大会、CTランキング6位で参戦した五十嵐カノアはRound of 16(R16)まで勝ち進み、ヒート7でジェドソン・アンドレ(BRA)と対戦。
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R16ヒート3で5位のグリフィン・コラピント(USA)がヤゴー・ドラ(BRA)に敗退したことにより、この試合を勝てばカノアはTOP5入りが確定し、最終戦「Rip Curl WSL Finals」の出場が決定するという大舞台。
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先に高いリードポイント7.67ptをスコアし、その後5.73ptのトータル13.40ptで試合を優勢に進めたジェドソン。
カノアはトータル11.83ptをスコアし、逆転に7.41pt必要な状況だった。
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しかし試合終了2分前、特大の波をつかんだカノアは見事ディープバレルをメイクして9.70ptを叩き出し逆転に成功。トータル15.40pt(9.70+6.00)で見事ベスト8へ進出、そしてこの勝利によってTOP5の最後のポジションを獲得した。
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「何を言えばいいのか本当にわかりません。これは私にとって非常に感情的です。今、言葉を失っています」とカノアはコメント。
「まず最初に、チョープーに感謝したい。長い間ここに来て、地元の人々と時間を過ごし、このような瞬間のために準備をしてきました。そしてその波が来たとき、それが意図されたものであるかどうか、すぐに起こるだろうと確信しました。今、私はトップ5に入りホームへ帰れます。」
男子世界チャンピオン争いは5名に絞られた
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カレントリーダーのフィリッペ・トレド(BRA)は既に3度目の優勝を決めたCT第8戦「Oi Rio Pro」で最終戦の出場を決定しTOPのポジション。
今大会は残念ながらエリミネーションR2でネーサン・ヘッジ(AUS)に敗退し17位。
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ジャック・ロビンソン(AUS)も前大会CT第9戦「Corona Open J-Bay」でQFに出場してTOP5入りを決定させ最終戦はTOP2のポジション。
今大会はR16でネーサン・ヘッジ(AUS)に敗れ9位。
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前大会の優勝で大きくランキングアップに成功したイーサン・ユーイン(AUS)は今大会でベスト16入りしてTOP3のポジションで最終戦に出場する。
TOP4のポジションはイタロ・フェレイラ(BRA)。今大会はジェドソン・アンドレ(BRA)に敗退して17位。
TOP5の五十嵐カノアはベスト8に進出しファイナルデーまで勝ち残っている。最終戦ではこのTOP4名を倒し勝つことができれば世界チャンピオンが決定する。
日本人がCT入りし、遂に世界チャンピオン争いの舞台まで勝ち上がる歴史的快挙を成し遂げた五十嵐カノア。
引き続き行われるファイナルデーでの活躍と、さらに最終戦「Rip Curl WSL Finals」で夢である世界チャンピオンの座を是非勝ち取って欲しい。
CT第10戦「Outerknown Tahiti Pro」
https://www.worldsurfleague.com/events/2022/ct/11/outerknown-tahiti-pro/main