PHOTO: © WSL/ Kenny Morris
アメリカ カリフォルニア州 Huntington Beach(ハンティントビーチ)で開催されたWSLのチャレンジャーシリーズ(CS)第4戦「Vans US Open」は現地時間8/7(日)にファイナルデーを迎え、ハワイアンのイズキール・ラウ(HAW)とベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)が優勝! CS中盤戦にきてイズキールとベティルーはCT(チャンピオンシップツアー)に再出場のミッションにおける重要の勝利を収めた。
ベティルーサクラジョンソンが優勝でCSランキング4位に浮上!
PHOTO: © WSL/ Beatriz Ryder
USオープン女子決勝は CTルーキーのベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)と元CTのエリートであるメイシー・キャラハン(AUS)の対戦。
PHOTO: © WSL/ Beatriz Ryder
メイシーはオープニング2発のバックハンドターンで5.67ptをマーク。
しかしベティルーが反撃し、3点台と4点台を2本揃えて試合が残り20分の内にメイシーからわずかにリードを奪った。
PHOTO: © WSL/ Beatriz Ryder
その後17歳のCTルーキーベティルーは、ライトの波を上手くインサイドまで繋ぎショアブレイクをパワフルなフロントサイドターンでフィニッシュして6.93ptをマーク、その後5点台までバックアップスコアを延ばしトータル12.00pt(6.93+5.07)とリードを広げた。
なかなかバックアップをスコアできないメイシーはラストウェーブで4.73otマークするもトータル10.40ptと1歩及ばず、ベティルーがCS戦2度目の優勝を果たした。
PHOTO: © WSL/ Beatriz Ryder
「ここハンティントンでの長い一週間でしたが、私はすべてのサポートと必要なものをすべて持っています。健康で、このためにトレーニングをしてきました。勝利できてとても幸運です。それは私に大きな自信を与えてくれます。CSで開催される最大のイベントの1つで皆が見ています。いつもここで勝ち取りたいと思っていましたが、今日それを成し遂げることができてとてもうれしく思います。」とベティルーは優勝後にコメントした。
PHOTO: © WSL/ Kenny Morris
この勝利でベティルーは、CSランキング4位までランキングをアップさせ、女子CTクオリファイのCSTOP5へとランクインさせた。メイシーはCSランキング3位へアップ。残り3戦でこのTOP5内をキープさせ2023年のCT入りを目指す。
PHOTO: © WSL/ Kenny Morris
女子のCSランキングをリードするのはケイティー・シマーズ(USA)、
PHOTO: © WSL/ Kenny Morris
続いてCS第3戦で優勝したモーリー・ピックラム(AUS)の順。今大会は共にQFで敗れ5位。
男子はイズキール・ラウ(HAW)が優勝でCSランキング3位!
PHOTO: © WSL/ Kenny Morris
男子の決勝はイズキール・ラウ(HAW)とジョアオ・チアンカ(BRA)の対戦でクロースヒートの素晴らしいバトルを繰り広げた。
前半戦はジョアオがアウトで大きく、コミットさせたターンを見せ前半戦をコントロール。しかし、試合が残り10分でイズキールが2発の大きなターンで6.90ptマークしてリードを奪った。
ジョアウもそれにパワフルなレイバックハックで応えて6.23ptをスコア。試合終了1分前にジョアウは最後のチャンスが巡ってきたが惜しくも逆転できず、イズキールが新しいUSオープンの勝者となった。
PHOTO: © WSL/ Beatriz Ryder
「USオープンは子供の時から見てきたイベントでずっと勝ちたいと持っていたので優勝できて最高です。アンディー・アイアンが何年も前に優勝して、彼は私のお手本でした。この勝利は彼とサニー、そしてすべてのハワイアンのためのものです。ベティルーがファイナルで勝った時、今は私次第だ、これは勝たなければと思いました。」とイズキールは優勝後にコメントした。
PHOTO: © WSL/ Kenny Morris
イズキールはこの勝利でCSランキング3位まで、ジョアオはランキングを11位までアップさせた。
PHOTO: © WSL/ Kenny Morris
男子のCSランキングをリードするのは、既に2勝あげている和井田理央(IDN)、続いてレオナルド・フィオラバンティ(IT)の順。
都筑有夢路はベスト8入り
PHOTO: © WSL/ Beatriz Ryder
今大会で日本人最高位となった都筑有夢路はR16で野中美波を破りベスト8進出を果たした。
PHOTO: © WSL/ Kenny Morris
しかしQF(クォーターファイナル)では準優勝したメイシーに敗れて5位。この成績でCSランキングを16位までアップさせた。
PHOTO: © WSL/ Kenny Morris
野中美波は今大会9位で現在CSランキング25位。
前田マヒナはR32で敗れ今大会17位で CSランキングは20位のまま。
PHOTO: © WSL/ Kenny Morris
男子日本人の最高位はR24まで進出した脇田泰地が惜しくもベスト16入りならず17位でフィニッシュ。この結果によりCSランキングは27位まで浮上。
PHOTO: © WSL/ Kenny Morris
2xUSオープンの勝者である五十嵐カノアはR48敗退で25位。
村上舜もR48で敗れて25位。
CS第4戦「Vans US Open」Final dayハイライト
▼CS第4戦「Vans US Open」
https://www.worldsurfleague.com/events/2022/cs/23/vans-us-open-of-surfing/main
続くCS第5戦「EDP Vissla Pro Ericeira」はポルトガルで開催され、10/1(土)からウェイティング期間に入る。CSも折り返し地点に入り、残すところ3戦。CTクオリファイをかけ熱いバトルは続く。引き続き日本人選手を応援していきたい。