エルサルバドルのPUNTA ROCA(プンタロカ)ではWSL(ワールドサーフリーグ)CT(チャンピオンシップツアー)の第7戦「Surf City El Salvador Pro」が開催している。
PHOTO: © WSL/ Thiago Diz
現地時間6/16(木)、大会2日目をむかえて、ライトが有名なポイントブレイクPUNTA ROCA(プンタロカ)では3〜4フィートの波がブレイクする中、男女共にQF(クォーターファイナル)までのヒートが行われベスト4が決定した。
五十嵐カノアは惜しくもベスト4ならず5位
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大会初日に引き続き、勢いにのるカノアはR16でジェイク・マーシャル(USA)を破りベスト8へ進出。
QFでカノアはグリフィン・コラピント(USA)と対戦。お互いリードを譲らないシーソーバトルを繰り広げた。
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後半にはカノアがトータル16.20pt(7.33 + 8.87)をスコアしてリードしていたが、
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グリフィンがラストライディングで9.10ptを叩き出しトータル17.60(8.50 + 9.10)で逆転に成功。
カノアは再び8.74pt必要な状況に追い込まれ、最後の波でエアーを入れる素晴らしいライディングを見せたが波のエンドセクションをメイクできず惜しくも敗退し、今大会を5位でフィニッシュした。
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昨年はCTランキング6位でTOP5に来れずWSLファイナルに残れなかったグリフィンは、今年は既に第3戦で優勝し、現在7位についているが、ベスト4入りでさらなるランキングアップが期待される。
「手付かずの状態でカノアとのヒートはかなりクレイジーです。」とグリフィンはコメント。 「彼と私は若い頃からライバルであり、私たちは何度も戦ってきたので、それは一種の夢です。彼は私のスコアを知っているので、それは本当に特別なヒートであり、彼にとっては特別だったと確信しています。両方とも大きなスコアを獲得し、それを追いかけることができて良かったです。」
ブラジルの勢い止まらずフィリッペ、ガブリエル、イタロはファイナルデーへ
PHOTO: © WSL/ Pat-Nolan
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CTランキングをリードするフィリッペ・トレド(BRA)は昨日に引き続き安定の強さを見せ、R16ではヤゴー・ドラ(BRA)をQFでカラム・ロブソン(AUS)を破り準決勝へと駒を進めた。
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東京オリンピック金メダリストのイタロ・フェレイラ(BRA)はQFでCTランキング5位のイーサン・ユーイング(AUS)と対戦し、試合終了間際までリードを許し窮地に追い込まれるも、最後8.67ptをメイクしトータル17.47(8.80 + 8.67)で逆転に成功しSFへ勝ち進んだ。続く試合はフィリッペと対戦する。
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3x世界チャンピオン ガブリエル・メディーナ(BRA)は前大会のG-Landからシーズンワイルドカードとして出場し、世界タイトルのレースに挑んでいる。
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CT第6戦は準決勝進出で3位、残りの試合も好成績が求められる中、R16ではカイオ・イベリ(BRA)を、QFではCT第5戦と第6戦を2連勝してCTランキング2位につけたジャック・ロビンソン(AUS)を下しベスト4進出を果たした。 続くSF(セミファイナル)ではグリフィンと対戦する。
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G-Landではセミファイナルとファイナルでガブリエルとフィリッペに逆転勝利したジャック・ロビンソン(AUS)は今大会は5位でフィニッシュ。
No.1のカリッサはワイルドカードのキャロラインに敗退!
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今年の開幕戦ぶりに復帰したキャロライン・マークス(USA)はシーズンワイルドカードとして出場した。
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Day1でNo.2のブリッサ・ヘネシー(CRI)を破りQFへ勝ち上がったキャロラインはCTランキングをリードするカリッサ・ムーア(HAW)と対戦。
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序盤から攻めてスコアを重ねるカリッサはトータル10.33ptで試合をリード。
しかし良い波を捉えたキャロラインはオープニングから7.83ptをメイクし、その後バックアップも揃えトータル14.03(7.83+6.20)で逆転。結局試合の流れはそのまま変わらず、キャロラインがベスト4へと駒を進めた。
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前回のCT第6戦を優勝してランキング3位にいるジョアン・ディフェイ(FRA)(AUS)はQFでサリー・フィッツギボンズ(AUS)を破りSF進出。
現在CTランク6位のレイキー・ピーターソン(USA)はWSLファイナル5まであと少しのところにいる。
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準々決勝ではカリフォルニアの仲間であるコートニー・コンローグ(USA)と対戦。
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レイキーは試合の終盤にSF進出のために7.06pt必要な状況に追い込まれたが、終了間際15秒前に最後のチャンスを掴むと7.40ptスコアし逆転に成功し、トータル12.77(5.37 + 7.40)でファイナルデーへと駒を進めた。続くSFはジョアンと対戦。
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レイキーの後を追う7位の7x世界チャンピオン ステファニー・ギルモア(AUS)はQFでイザベラ・ニコラス(AUS)と対戦し、2本のエクセレントを揃える強さを見せ、トータル16.20(8.00 + 8.20)で勝利。SFではキャロラインと対戦する。
Day2ハイライト映像|CT第7戦「Surf City El Salvador Pro」:
Day1ハイライト映像|CT第7戦「Surf City El Salvador Pro」:
最終日のヒート表|CT第7戦「Surf City El Salvador Pro」
残すところファイナルデーのみとなったCT第7戦「Surf City El Salvador Pro」、早ければ日本時間の6/17(金)の夜から6/18(土)朝にかけ開催される予定。CTランキングTOP5の行方は!? グリフィンはブラジルの勢いを止めることができるのか? 注目のヒートをお見逃しなく!
CT第7戦「Surf City El Salvador Pro」:
https://www.worldsurfleague.com/events/2022/ct/12/surf-city-el-salvador-pro/main