【気象記念日と線状降水帯予測】なみある?塩田気象予報士の波や天気のお話。

2022/06/08 更新

6月1日は気象記念日でした。
いろいろな記念日がありますが、気象にも記念日があるんですねぇ。
1875年(明治8)6月1日に気象庁の前身となる東京気象台が創立され地震と気象の観測を始め、その9年後の1884年(明治17)年6月1日に日本で最初の天気予報が発表されました。
ということで、1942年(昭和17)に当時東京気象台から名を変えていた中央気象台に制定された記念日です。

日本で初めての天気予報は、
「全国一般風ノ向キハ定リナシ天気ハ変リ易シ 但シ雨天勝チ」というものでした。
わかりづらいですね。。。
「全国一般風の向きは定まりなし、天気は変り易し、但し雨天勝ち」

「全国的に風の向きが定まらず、変わりやすい天気で、雨が降るところが多いでしょう。」
といった感じでしょうか。
かなりフワッとした予報ですが、ここから日本の天気予報がスタートしました。

初めての天気予報から138年が経過し、様々な進化を遂げ、現在の天気予報や波情報、予想につながってきたんだなあと思うと、しみじみ思った今年の気象記念日でした。

そして、今年の気象記念日6月1日から、気象庁では「線状降水帯予測」が開始されました。

線状降水帯とは、
積乱雲(発達した雨雲)が、線状に次々に発生して、ほぼ同じ場所を通過・停滞することで、非常に強い雨が幅20~50km、長さ50~300kmという一定の地域に長時間連続して降り続くもので、災害へつながる危険があります。

今のところまだ梅雨前線が南の海上に停滞する日が多く、現在梅雨真っ只中の沖縄では、記録的短時間大雨情報が発表された日もあり、しばしば激しい雨が降るなど大雨に注意が必要な日が続いています。

この週明けは南岸を低気圧が通過、関東甲信は6日に梅雨入りしました。なんと17年ぶりに九州南部よりも早いという、珍しい年になりました。今後は徐々に北上し、続々と梅雨入りしていくことでしょう。

さて、梅雨前線の南側では暖かく湿った空気が押し寄せ、空気に含まれる水蒸気量が増えることで積乱雲が発生しやすく、上空に一定の方向で風が吹くと雨雲が次々と連なって発達します。
梅雨前線が北上し、九州や四国、本州にかかる頃になると、梅雨前線に沿って流れ込む水蒸気と太平洋高気圧のフチに沿って流れ込む水蒸気が合流することで、線状降水帯が現れ、各地で豪雨をもたらし、毎年のように豪雨による大規模災害が発生しています。

(気象庁HPより)
線状降水帯による豪雨から、土砂災害、河川の氾濫、洪水などの災害が、いつどこで起こってもおかしくはないのです。

サーフィンを予定する日は、波情報だけでなく、最新の天気予報や気象情報もしっかりと確認してくださいね。

気象予報士 防災士
塩田久実

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