PHOTO: © WSL/Ed Sloane
インドネシア、バニュワンギG-LANDで開催されたWSL(ワールドサーフリーグ)CT(チャンピオンシップツアー)の第6戦「Quiksilver/ROXY Pro G-Land」は6/5(土)にファイナルデーを迎えジャック・ロビンソン(AUS)とジョアン・ディフェイ(FRA)が優勝した。
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大会最終日は、波のサイズ4-5footのオフショアが吹くベストコンディションの中、男子、女子共にQF(クォーターファイナル)からファイナルまでの全ヒートが行われた。
今シーズン2戦連続優勝のジャックロビンソン(AUS)はCTランク2位に浮上!
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SF(セミファイナル)でジャックは3x世界チャンピオンのガブリエル・メディーナ(BRA)を相手に素晴らしい逆転劇を見せてファイナルまで駒を進め、カレントリーダーのフィリッペ・トレド(BRA)と対戦した。
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序盤からミッドレンジのスコアをメイクしてトータル11.83pt(5.33pt+6.50pt)でリードするジャック。
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しかしフィリッペはバリエーションあるバックハンドターンを見せて7.83ptをマークすると、その後さらにバックアップを5.33ptに伸ばしトータル13.16ptと逆転。
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試合はこのままで終わらず、ジャックが終了間際5秒前に乗った波でクリティカルな3発を決めて7.0ptをマークしトータル13.50ptで再逆転に成功。見事2戦連続優勝という快挙を達成した。
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「最後の波を与えてくれた海に感謝したいです。最高のフィニッシュでした。」とジャックはコメント。
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「冷静に、ただ自信を持って波が来ると信じていました。これは、そのような予測不可能でクレイジーなスポーツです。 各イベントで集中力を維持して連続で勝利する事は素晴らしい気分です。この優勝を数日前に死んだマーガレットリバーの友人ジョン・ダットンに捧げます。彼はここG-Landに可能な限りたくさん旅行しました、そして最後の波はおそらく彼からですね。平和とグッドバイブスを家族へ送ります。」
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ジャックロビンソンはこの勝利でトータル32,160pt獲得してCTランキング2位に浮上。1位の差は僅か80pt。
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今大会2位でフィニッシュしたフィリッペはランキングをリードしたままで現在32,240pt獲得。
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今季初戦となるガブリエル・メディーナ(BRA)はSFで敗退して3位の6,085pt。ここからWSL Finalの出場のためTOP5入りを目指す。
五十嵐カノアは5位でCTランキング4位に浮上
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今大会ファイナルデーまで勝ち残った五十嵐カノアだったがQFで優勝したジャック・ロビンソンに敗れて5位でフィニッシュした。
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現在23,365pt獲得しているカノアはCTランキングを4位に浮上し再びTOP5入りした。
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今大会ワイルドカードで出場した和井田理央はベスト16入りしたがフィリッペに敗れて9位。
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コナー・オリアリー(AUS) はSFまで勝ち進み今大会3位。
ジョアンディフェイは今季初優勝でCTランク3位にアップ!
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過去にレフトの波がブレイクするクラウドブレイクやウルワツでのCT戦で勝利しているジョアンは、ここG-Landでも強さを見せ、QFで7x世界チャンピオンのステファニー・ギルモア(AUS)をSFではブロンテ・マカーリー(AUS)を破ってファイナルへ進出した。
最後の対戦相手となったのは5x世界チャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)。
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序盤から形良い波でバックハンドターンを連発しトータル14.00(6.50pr+7.50pt)で試合を優勢に進めるジョアン。
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一方のカリッサは逆転に9.17pt必要な状況に追い込まれる中で、ラストウェーブでポケットを使ったパンチあるバックハンドターンを見せて8.5ptをマークするも1歩及ばず。
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ジョアンがCTキャリア5勝目を上げてCTランキング3位に浮上。
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「このイベントに勝つことは、シュールで素晴らしい気分です。」とジョアンはコメント。
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「ジャングルの中で長い週でしたが、今日のG-Landの波はパーフェクトで、カリッサを倒すのはいつも難しいので特別な事です。彼女はファイナルの後半に追い上げてきて本当に僅差でした。インド洋は私のホームと繋がっていて、インドネシアで数回勝利しています。G-Landで初優勝した女性サーファーとなりスペシャルですし、素晴らしい場所です。」
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今大会2位のカリッサはこの勝利により、ブリッサ・ヘネシー(CRI)を抜きCTランキング1に浮上。次のエルサルバドル戦ではイエロージャージを着る。
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ブリッサはQFでブロンテ・マカーリー(AUS)に敗れ5位でフィニッシュし、CTランク2位にダウン。
トップアクションハイライト映像|CT第6戦「Quiksilver/ROXY Pro G-Land」:
トップエクセレントウェーブ|CT第6戦「Quiksilver/ROXY Pro G-Land」:
続くCT第7戦「Surf City El Salvador Pro」はエルサルバドルで開催され現地時間6/12(日)よりウェイティング期間に入る。
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CTの後半戦がスタートし、最終戦WSL FINALに残るTOP5をかけた壮絶なバトルは続く。チャンピオンの座を狙う五十嵐カノアを引き続き応援していきたい。
▼CT第6戦「Quiksilver/ROXY Pro G-Land」
https://www.worldsurfleague.com/events/2022/ct/8/quiksilverroxy-pro-g-land/results