和井田理央とテレッサボンバロットが優勝! CS第2戦「GWM Sydney Surf Pro」

2022/05/25 更新

和井田理央とテレッサが優勝!GWM Sydney Surf ProPHOTO: © WSL/ MattDunbar

オーストラリア ニューサウスウェル州シドニーマンリービーチ(2022年5月24日)、WSLのチャレンジャーシリーズ(CS)の2戦目となる「GWM Sydney Surf Pro」はファイナルデーを迎え、インドネシアの和井田理央とポルトガルのテレッサ・ボンバロット(PRT)が優勝した。

マンリーのラインナップGWM Sydney Surf ProPHOTO: © WSL/ MattDunbar

1週間に渡って行われた今大会の最終日、マンリービーチは3-4フィートのスーパークリーンなベストコンディンションの中、女子はセミファイナル(SF)から男子はクォーターファイナル(QF)の全ヒートが行われた。

 

和井田理央が初優勝でCSランキング3位にアップ

和井田理央が初優勝でCSランキング3位にアップGWM Sydney Surf ProPHOTO: © WSL/ Beatriz Ryder

和井田理央はマンリービーチでインドネシア人初となるCS優勝の快挙を成し遂げた。
週の初めに、和井田は次のCT(チャンピオンシップツアー)第6戦「Quiksilver Pro G-Land」のワイルドカードに選ばれたが、彼の焦点は目前のタスクから移動することはなく、ライアン・カリナン(AUS)との決勝戦に出場した。

ライアン・カリナンGWM Sydney Surf ProPHOTO: © WSL/ Beatriz Ryder

オープニングからエアーやビックターンなどバリエーションを見せるライアンは序盤から7.67ptを含むトータル13.0ptをメイクして優勢に思えた。

しかし、和井田はパンチのあるバックハンドを武器に逆転に成功。

和井田理央のバックハンドターンGWM Sydney Surf ProPHOTO: © WSL/ Beatriz Ryder

その後ライアンがバックアップを7点台とし、さらにクリティカルなスナップからエアーを見せて8.03ptを出しトータル15.70ptとリードを譲らない。そんな中、和井田はサイズあるレフトを掴むとパンチあるバックハンドで攻めて9.50ptを叩き出しトータル17.73(8.23 + 9.50)をメイク。このスコアは試合終了まで変わらず和井田が見事優勝を飾った。
 
和井田理央が初優勝GWM Sydney Surf ProGWMManly22_5731_MattDunbarPHOTO: © WSL/ MattDunbar

「勝つことができて本当にうれしいですが、仕事はまだ終わっていません」と和井田はコメント。

「今年の私の目標は、エリートWSLチャンピオンシップツアーに出場することです。これは素晴らしい結果ですが、引き続き素晴らしい結果を得る必要があります。今週末にインドネシアで開催されるG-Landイベントを楽しみにしています。私のサーフィン能力は、世界最高の選手と競い合い、世界最高の選手になるためにあります。私は一生懸命トレーニングしました。今後もトレーニングと改善を続けていきます。私とインドネシアにとって素晴らしい日です。」

和井田理央がCS初優勝GWM Sydney Surf ProGWMManlyPHOTO: © WSL/ MattDunbar

この勝利により和井田はCSランキング2位にジャンプアップ。

ライアン・カリナンは2位GWM Sydney Surf ProPHOTO: © WSL/ MattDunbar

2位でフィニッシュしたライアンはCSランキング6位にアップ。

 
ファイナルリプレイ 和井田理央 vs ライアン・カリナン | GWM Sydney Surf Pro

 

レオナルド・フィオラヴァンティGWM Sydney Surf ProPHOTO: © WSL/ MattDunbar

CSランキングをリードするのは、SFでライアンに敗れ今大会は3位となったレオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)

上山 キアヌ 久里朱GWM Sydney Surf ProPHOTO: © WSL/ Beatriz Ryder

日本人男子は脇田 泰地と上山 キアヌ 久里朱が37位。現在CSランキングは脇田が52位、上山、大原洋人、稲葉レオは同順の59位。

 

女子はテレッサ・ボンバレット(PRT)が優勝

女子はテレッサ・ボンバレットが優勝GWMManly22PHOTO: © WSL/ MattDunbar
ポルトガルのテレッサ・ボンバロット(PRT)は、チャンピオンシップツアー(CT)のエリートランクに加わり、タイトルを争う次のヨーロッパ女性となった。

スタイリッシュなサーフィンを見せ勝ち上がったグーフィーフッターのテレッサはファイナルでニッキー・ヴァン・ダイク(AUS)を相手にベストパフォーマンスを披露。
テレッサ・ボンバレット(PRT)GWM Sydney Surf ProPHOTO: © WSL/ Beatriz Ryder

オープニングからクリティカルなターンで7.83ptをマーク。その後さらにリードポイントを8.0ptとしてトータル15.83ptで元CTサーファーのニッキーをコンボの状況に追い込むリードを見せた。

ニッキー・ヴァン・ダイク(AUS)GWM Sydney Surf ProPHOTO: © WSL/ Beatriz Ryder
その後ニッキーも果敢に攻めコンボの状況は抜け出し、トータル13.13pt(7.00 + 6.13)まで追い上げるも1歩及ばずテレッサがマンリーで2度目の優勝を果たした。
 
女子はテレッサ・ボンバレットが優勝GWMManly22PHOTO: © WSL/ MattDunbar
「ここで優勝できて最高です。オーストラリアに来るのが大好きで、パンデミックの前にここで良い結果が得られたので、ここに戻って優勝するのは素晴らしいことです。」とテレッサはコメント。

「これは私のキャリアの最大の勝利であり、ここでポルトガル人の群衆が私をサポートしてくれるのは素晴らしいことです。ポルトガルにとってとても良いことです。」

女子優勝はテレッサ・ボンバレットGWMManly222位ニッキー・ヴァン・ダイク(AUS)GWM Sydney Surf ProPHOTO: © WSL/ MattDunbar

この勝利でテレッサはCSランキング3位にジャンプアップ。

今回2位でフィニッシュしたニッキーはランキング2位にアップ。

 
ファイナルリプレイ テレッサ・ボンバロット vs ニッキー・ヴァン・ダイク | GWM Sydney Surf Pro


 

CSランキング1位ケイティーシマーズGWM Sydney Surf ProPHOTO: © WSL/ Beatriz Ryder
ケイティー・シマーズ(USA)は5位GWM Sydney Surf ProPHOTO: © WSL/ MattDunbar

CS初戦優勝したケイティー・シマーズ(USA)はQFでソフィー・マカロック(AUS)敗れ今大会は5位だが、CSランキングはリードしたまま。

脇田紗良は9位GWM Sydney Surf ProPHOTO: © WSL/ MattDunbar

日本人選手の最高位はベスト16まで勝ち進んだ脇田紗良と前田マヒナの9位。

この結果によりCSランキングを19位までアップさせている。

 

▼CS第2戦「GWM Sydney Surf Pro」
https://www.worldsurfleague.com/events/2022/cs/19/gwm-sydney-surf-pro/main

続くCS第3戦「Ballito Pro(バリトープロ)」は南アフリカで7/3(日)からウェイティング期間に入る。引き続き世界を舞台に戦っている日本人選手の活躍を期待したい。

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