オーストラリアビクトリア州ベルズビーチ (2022年4月15日(金))-WSL(ワールドサーフリーグ)CT(チャンピオンシップツアー)第4戦「Rip Curl Pro Bells Beach(リップカールプロベルズビーチ)」のDay5の模様をレポート。
PHOTO: © WSL/Aaron Hughes
先日に引き続き弱いオフショアで4〜6フィートのクリーンなコンディションの中、男子はR16、女子はQF(クォーターファイナル)が行われ、ファイナルデーに進む男子ベスト8、女子ベスト4が決定した。
コートニー、カリッサ、タイラー、ブリッサがベスト4進出
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現在女子のランキングをリードするブリッサ・ヘネシー(CRI)は準々決勝でジョアン・ディフェイ(FRA)と対戦し、接戦の末0.03ptという僅差で勝利しSF(セミファイナル)へと駒を進めた。
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2x世界チャンピオンのタイラー・ライト(AUS)は怪我の代替で入ったブロンテ・マカーリー(AUS)をトータル17.17pt(8.17 + 9.00)スコアする圧倒的な強さで勝利。
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ブロンテはイベントを通し良いパフォーマンスを見せていたがQFでは逆転に必要なエクセレントスコアはメイクできず5位でフィニッシュ。
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QFヒート1、コートニー・コンローグ(USA)はトータル14.57pt(6.67 + 7.90)をメイクして、2xベルズ勝者のサリー・フィッツギボンズ(AUS)を下しベスト4進出。
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サリーは3度目のベルを鳴らすことを切望していたが、土壇場で逆転に必要な波を捕らえられず5位。
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サリーと同様に、7x世界チャンピオンのステファニー・ギルモア(AUS)は現在CTランキング14位(ミッドシーズンカットライン10位以下)でこの大会ではCTに残るために良い結果が求められた。
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しかしうねりが消え始めると、ステファニーはリズムを見つけるのに苦労し、カリッサに敗退したがカットライン前にツアーでのスポットを確保した。
5x世界チャンプのカリッサ・ムーア(HAW)はトータル13.67pt(6.00 + 7.67)でステファニーを下し準決勝進出。
男子ベスト8が決定!
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重要なミッドシーズンカット(男子は22位以下)の前に、CTランキング31位のオーウェン・ライト(AUS)も結果が求められていた。
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そんな崖っぷちな状況の中、オーウェンはR16でナット・ヤング(USA)にトータル16.40pt(8.67 + 7.73)をメイクする素晴らしいサーフィンを見せて勝利し、依然として支配的なCTサーファーだと言うことを証明した。
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イーサン・ユーイング(AUS)はルーキーのジャクソン・ベイカー(AUS)を破りベルズで初となるファイナルデーへと勝ち上がった。
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ルーキーのカラム・ロブソン(AUS)は4xベルズ勝者のミック・ファニング(AUS)にリードされる中、
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最後の波で見事逆転に成功し、トータル14.50pt(6.73 + 7.77)で勝利した。
2022年ベルズトロフィーを切望するジャック・ロビンソン(AUS)は昨日に引き続き調子の良さを見せトータル16.04pt(7.57 + 8.47)で、イマイカラニ・デヴォルト(HAW)を下しベスト8入りした。
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日を追うごとに強くなっていくジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は的確な波選びと鋭いターンでDay5も最高トータル17.77pt(9.07 + 8.70)を叩き出しモーガン・シブリック(AUS)を下し勝利した。
モーガンは昨年CT初出場で2度に渡りジョンジョンに勝利していたことでも記憶に新しいが、今大会はジョンジョンの勢いを止めることができなかった。
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「去年、いい試合をして負けたモーガンを倒すのはいい気分です。楽しめました。波は予想に反してこの2日間、風以外はベルズが想像できるような良い波なので素晴らしいです。」とジョンジョンはコメント。
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フィリッペ・トレド(BRA)は安定感あるパフォーマンスで本日もトータル16.26pt(8.43 + 7.83)でコナー・オレアリー(AUS)を下しQF進出。
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ブラジル勢は、東京オリンピック金メダリストのイタロ・フェレイラ(BRA)はルーキーのサミュエル・プーポ(BRA)に勝利。
兄のミゲール・プーポ(BRA)はコロへ・アンディーノ(BRA)に勝利してファイナルデーへと勝ち進んでいる。
Rip Curl Pro Bells Beach Day5ハイライト映像:
▼CT第4戦「Rip Curl Pro Bells Beach」
https://www.worldsurfleague.com/events/2022/ct/9/rip-curl-pro-bells-beach/main
Rip Curl Pro Bells Beach男子QFマッチアップ:
ヒート1:オーウェン・ライト(AUS)vsイーサン・ユーイング(AUS)
ヒート2:フィリペ・トレド(BRA)vs.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
ヒート3:カラム・ロブソン(AUS)vs.ミゲール・プーポ(BRA)
ヒート4:ジャック・ロビンソン (AUS)vs.イタロ・フェレイラ(BRA)
ミッドシーズンカット(男子はCTランキング22位以下)付近でファイナルデーに残ったのは3名のみ。
Rip Curl Pro Bells Beach女子SFマッチアップ:
ヒート1:コートニー・コンローグ(USA)vs タイラー・ライト(AUS)
ヒート2:カリッサ・ムーア(HAW)vs ブリッサ・へネシー(CRI)
ミッドシーズンカットライン(女子CTランキング10位以下)付近でファイナルデーに残ったのはコートニーのみ。
ベルズビーチ(Bellsbeach)の波情報
https://namiaru.tv/wave/namiDtl.php?surfline_id=584204204e65fad6a77099c7
・ベストシーズン: 1年中
・ベストサイズ:肩〜4xオーバーヘッド
・ベストスウェル: 南西ー南南西
・ベストタイド: すべて
・ベストウィンド:北西、北、西