オーストラリアビクトリア州ベルズビーチ (2022年4月14日(木))-WSL(ワールドサーフリーグ)CT(チャンピオンシップツアー)第4戦「Rip Curl Pro Bells Beach(リップカールプロベルズビーチ)」のDay4の模様をレポート。
PHOTO: © WSL/Beatriz Ryder
ベルズボウルでは4〜6フィートの素晴らしい波がブレイクする中、男子R32(Round of 32)のヒートが全て行われベスト16の選手が決定した。男子のフィールドは後半のツアーに残れる者と、2023年のCT入りのためにCS(チャレンジャーシリーズ)に行く可能性がある選手を分ける戦いにもなった。
3x世界チャンプミック・ファニングは五十嵐カノアに勝利
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R32ヒート9は注目の1つである五十嵐カノアとワイルドカード出場で4xベルズ勝者のミック・ファニング(AUS)と対戦。
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カノアはオープニングの波で6点代をメイクするも、その後バックアップを揃えるのに時間がかっている中、
ミックはパンチあるリップアクションからスムーズなレールワークでグッドスコアを2本早々に揃え、トータル13.67ptで試合をリード。
さらにミックはサイズある波でビックマニューバーを4発決め8.77ptとリードを広げた。
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逆転にはエクセレントスコアが必要な状況に追い込まれたカノアは最後のライディングで8ptメイクするも1歩及ばず今大会は17位でフィニッシュした。
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「ワイルドカードでパフォーマンスし、世界一に立ち向いました。失うものは何もありません。楽しむために参戦し、良い波に乗れて良かったです。最後はタイトで、背中合わせの瞬間がいくつかありましたがそれを楽しみました。ベルズの波の良い時にサーフィンできて幸せです。」とミックは勝利後コメントした。
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カノアの後を追う、CTランキング2位の11x世界チャンプ ケリー・スレーター(USA)はヴァーティカルなアプローチで素晴らしサーフィンを見せるも、イマイカラニ・デヴォルト(HAW)に0.07ptの僅差で敗退した。
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王者ケリーを破り見事ベスト16へと駒を進めたイマイカラニ。
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同じく2位のバロン・マミヤ(HAW)もモーガン・シブリック(AUS)に敗退した。
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R16へと進出したモーガン・シブリック。
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現在CTランキング4位につけるフィリッペ・トレド(BRA)はR32ヒート5で怪我の代替で出場したマイキー・ライト(AUS)に勝利しR16進出を果たした。
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は最高点をマークしR16進出
本日最もハイレベルな試合を見せたR32ヒート7のジョン・ジョン・フローレンス(HAW)とルーキージョアン・チアンカ(BRA)の戦い。
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結果的にはジョン・ジョン・フローレンス(HAW)が圧巻のサーフィンを魅せて大会最高点となるトータル18.86pt(8.93 + 9.93)をスコアしR16を決めた。
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しかし、ビックスコアでリードする2019年ベルズ勝者のジョンジョンに対し、ジョアンも引けを取らないパワーサーフィンでスコアをのばしていきトータル17.73(8.50 + 9.23)をメイク。
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今大会は17位でフィニッシュしたジョアンだが、この2人は今年のパイプラインでの開幕戦でも接戦を繰り広げており、これからの活躍が楽しみな選手の1人だ。
Rip Curl Pro Bells Beach Day4ハイライト映像:
Rip Curl Pro Bells Beach男子R16マッチアップ:
ヒート1:オーウェン・ライト(AUS)vsナット・ヤング(USA)
ヒート2:ジャクソン・ベイカー(AUS)vs.イーサン・ユーイング(AUS)
ヒート3:フィリペ・トレド(BRA)vs.コナー・オレアリー(AUS)
ヒート4:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)vs.モーガン・シビリック(AUS)
ヒート5:ミック・ファニング(AUS)vs.カラム・ロブソン(AUS)
ヒート6:ミゲール・プーポ(BRA)vs.コロヘ・アンディーノ(USA)
ヒート7:イマイカラニ・デヴォルト(HAW)vs.ジャック・ロビンソン (AUS)
ヒート8:サミュエル・プーポ(BRA)vs.イタロ・フェレイラ(BRA)
Rip Curl Pro Bells Beach女子準々決勝マッチアップ:
ヒート1:コートニー・コンローグ(USA)vs サリー・フィッツギボンズ(AUS)
ヒート2:ブロンテ・マカーリー(AUS)vs タイラー・ライト(AUS)
ヒート3:カリッサ・ムーア(HAW)vs.ステファニー・ギルモア(AUS)
ヒート4:ブリッサ・へネシー(CRI)vs ジョアン・ディフェイ(FRA)
ベルズビーチ(Bellsbeach)の波情報
https://namiaru.tv/wave/namiDtl.php?surfline_id=584204204e65fad6a77099c7
・ベストシーズン: 1年中
・ベストサイズ:肩〜4xオーバーヘッド
・ベストスウェル: 南西ー南南西
・ベストタイド: すべて
・ベストウィンド:北西、北、西
▼CT第4戦「Rip Curl Pro Bells Beach」
https://www.worldsurfleague.com/events/2022/ct/9/rip-curl-pro-bells-beach/main