オーストラリアビクトリア州ベルズビーチ (2022年4月11日(月))-サーフィン世界最高峰のWSLCT(チャンピオンシップツアー)4戦目となる「Rip Curl Pro Bells Beach(リップカールプロベルズビーチ)」が遂に開幕した。
ベルズボールの波は3〜5フィートの風が影響したコンディションの中、男子オープニングラウンドR1のヒート8までの試合が行われた。
PHOTO: © WSL/ Ed Sloane
五十嵐カノアは最高点16.24ptでR1トップ通過
R1のヒート6でCTランクNo1のイエロージャージを着た五十嵐カノアはワイルドカードのタリー・ワイリー(AUS)とルッカ・メシナス(PER)と対戦。
オープニングからシャープなサーフィンを見せたカノアは1本目で7.17ptをメイク、その後もフィンを抜いたリップからレイバックで6点代をマークし他の選手を引き離しリード。
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さらに形良いライトを掴んだカノアは、波のパワーゾーンを使いディープなボトムターンからダイナミックなターンを連打してDay1で唯一エクセレントスコア9.07ptを叩き出しトータル16.24pt(7.17pt+9.07pt)として試合を支配。ランキングリードの貫禄を魅せる圧倒的リードでラウンドアップした。
「そのハイスコアは本当に良かったです」とカノア。
「ベルズでの試合は待ち遠しかったです。だから旧友に会ったり、本当に好きな場所に戻ってきてよかったです。ツアーの最初の数年間はこの波に苦労しましたが、それをマスターしようとしていた間、何年にもわたってこの場所を愛しました。今日のベルズボールは典型的でした。」
「イエロージャージを着ているのは気持ちいいですし、誰もが私を見てきますが、真剣にこれを着れるのは光栄であり、誇りに思っています。私はすべてのヒーローがそれを着ているのを見てきました。しかしまだ年の初めに過ぎず、やるべき事がたくさんあります。でも今年は世界タイトルを獲得したいです。」とカノアは強い思いを語った。
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CTランキング2位につける11x世界チャンピオンケリー・スレーター(USA)はヒート3でオーウェン・ライト(AUS)とナット・ヤング(USA)と対戦。
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オーウェンと接戦を繰り広げていたケリーは2位でラウンドアップ。
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ワイルドカードで出場したミック・ファニング(AUS)はヒート5でフィリッペ・トレド(BRA)とサミュエル・プーポ(BRA)と対戦したが、なかなか良い波が見つけられず3位で敗退。続くエリミネーションラウンド(R2)でラウンドアップを目指す。
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ルーキーのサミュエルは現在CTランキング4位のフィリッペを抑えてトップで続くR3(Round of 32)へと勝ち進んだ。
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フィリッペはこのヒート2位で続くR32へと駒を進めた。
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前大会(2019CTベルズビーチ)の勝者2x世界チャンピオンのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)はヒート8でジャクソン・ベイカー(AUS)とコナー・オレアリー(AUS)と対戦し、トータル13.37(6.17pt+7.20pt)をメイクするも2位でラウンドアップ。
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オープニングからグッドスコア7点代を出したルーキーのジャクソンは、その後バックアップ6.60pt出してトータル13.77pt(7.17+6.60)でジョンジョンを抑えて1位通過した。
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R1を敗退したコナーは続くR2で勝ち上がりを目指す。
五十嵐カノア、コナー・オレアリー(AUS)、イザベラ・ニコルズ(AUS)は、週末にメルボルンのF1を訪れ、ビクトリアでの時間を最大限に活用した。
PHOTO: © WSL/Aaron Hughes
カノアはアルファタウリF1ドライバー角田裕毅を応援。F1で初めてオーストラリアを訪れた角田裕毅はベルズビーチの会場を訪れ、カノアを応援した。
PHOTO: © WSL/Aaron Hughes
金曜日にHAASF1ドライバーのとイザベラは、2019年以来初めてオーストラリアGPがメルボルンに戻るのを見にいった。
Day1ハイライト映像 CT第4戦「Rip Curl Pro Bells Beach」
https://namiaru.tv/wave/namiDtl.php?surfline_id=584204204e65fad6a77099c7
・ベストシーズン: 1年中
・ベストサイズ:肩〜4xオーバーヘッド
・ベストスウェル: 南西ー南南西
・ベストタイド: すべて
・ベストウィンド:北西、北、西
▼CT第4戦「Rip Curl Pro Bells Beach」
https://www.worldsurfleague.com/events/2022/ct/9/rip-curl-pro-bells-beach/main