ハワイ/アメリカ、オアフ島、サンセットビーチ(2022年2月17日木曜日)ーWSL(ワールドサーフリーグ) CT(チャンピオンシップツアー)の第2戦「Hurley Pro Sunset Beach」大会3日目、少しサイズダウンしたものの6〜10ftのサイズをキープする中、女子オープニングラウンド(R1)からクォーターファイナル(QF)までが行われベスト4が決定した。
PHOTO: © WSL/ Brent Bielmann
女子CT第2戦目はファイナル常連のベテラン勢がルーキー達に敗退し、先日の男子の試合に引き続き波乱の展開になっている。
ルーキー達が世界チャンプを抑えラウンドアップ
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ルーキーガブリエル・ブライアン(HAW)はRound of 16(R16)で7x世界チャンピオンのステファニー・ギルモア(AUS)と対戦。
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両者共、6点台をスコアする接戦を見せたが、トータル13.16pt(6.33pt+6.83pt)をスコアしたガブリエルがステファンを0.72pt上回り勝利した。
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続くQF、勢いに乗るガブリエルに対し、ルアナ・シルバ(HAW)もエクセレントスコア8.83ptをメイクする素晴らしいライディングを披露するがバックアップを延ばすことができず、トータル15.27pt(7.00+8.27)メイクしたガブリエルが勝利を収めた。次のSF(セミファイナル)でガブリエルはマリア・マニュエル(HAW)と対戦する。
ガブリエルに敗退する前、R16に勝ち進んだルアナは昨年度ランキングNo2のタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)に勝利を収めQFへ進出した。
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「今は最高に幸せです。ルアナはツアーの中で親友の1人なので、いつも友達と対戦する時は良くないです。マリアとの準決勝はすごい試合になると思います。彼女をずっと尊敬してきましたし、影響を受けた1人です。だから彼女との試合が楽しみです。」とガブリエルはコメントした。
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5x世界チャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)はR16ヒート5でルーキーのモーリー・ピックラム(AUS)と対戦し敗退した。
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モーリーは続く準々決勝でベテランのブリッサ・ヘネシー(CRI)と対戦。
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トータル13.16pt(7.33pt+5.83pt)をメイクしたモーリーだが、エクセレント8.60ptスコアするブリッサに1歩及ばず5位でフィニッシュした。
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2x世界チャンピオンのタイラー・ライト(AUS)はR1で安定感あるパフォーマンスを見せてインディア・ロビンソン(AUS)とステファニーを抑え1位で勝ち進んだ。続くR16でタイラーはトータル11.77pt(4.77pt+7.00pt)をメイクするが、
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マリア・マニュエル(HAW)がそれを上回る14.33(6.50pt+7.83pt)をスコアして敗退した。
「サンセットとマリアは本当に合っています」とタイラー。
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「私は彼女の大ファンです。マリアはツアーで最も過小評価されているサーファーの1人だと思います。彼女が本当にコネクトする時、最大のスコアをメイクします。素晴らしいサーフィンでした。」とタイラーは敗退後にコメントした。
ランキングNo.1モアナ・ジョーン・ウォンはR2敗退
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史上初となるワイルドカードで開幕戦優勝を飾ったモアナだが、今大会オープニングヒートはカリッサとベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)に敗れ、続くR2(エリミネーションラウンド)ではステファニーとルアナ・シルヴァ(HAW)に敗れラウンドアップする事はできなかった。
「パイプライン戦からすぐにまたワイルドカードの機会を与えられ嬉しく思います。良いサーフィンができてストークしています。ツアーに参加でき、夢が叶いました。常に私の夢であるCTに入りたいです。だからもっとワイルドカードをください。」と17位で2戦目を終えたモアナはコメントした。
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QFの最終ヒートではルーキーのインディア・ロビンソン(AUS)とベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)がベスト順位を目指して戦い、ハレイワローカルのベティルーがSF進出を果たした。
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インディアは2戦目を5位でフィニッシュ。
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「脳が非常に疲れていますが次のヒートに勝ち進めて最高です。 ホームからのシーズンスタートはいつも良い結果です。波も水も、何をすべきかもわかっています。手に持ってプレイするだけなので、もっとサーフィンできます。」とベスト4へ勝ち進んだベティルーはコメントした。
Day3ハイライト映像 CT第2戦「Hurley Pro Sunset Beach」
CT第2戦「Hurley Pro Sunset Beach」女子SFマッチアップ
ヒート1:マリア・マニュエル(HAW) vs ガブリエル・ブライアン(HAW)
ヒート2:ブリッサ・ヘネシー(CRI)vs ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)
CT第2戦「Hurley Pro Sunset Beach」男子QFマッチアップ
ヒート1:カイオ・イベリ(BRA)vsイズキール・ラウ(HAW)
ヒート2:バロン・マミヤ(HAW)vs セス・ムニーツ(HAW)
ヒート3:イーサン・ユーイング(AUS)vsジェイク・マーシャル(USA)
ヒート4:ジャック・ロビンソン(AUS) vs 五十嵐カノア(JPN)
残すところファイナルデーのみとなったCT第2戦。勢いにのる女子ルーキー達の勝敗の行方は果たして? 現在ランキング5位の五十嵐カノアは続くQFジャックロビンソンと対決。更なる活躍を願いたい。最終日も目が離せない。
▼CT第2戦「Hurley Pro Sunset Beach」
https://www.worldsurfleague.com/posts/496342/its-on-day-6-of-the-2022-hurley-pro-sunset-beach
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