Photo:Sloane/WSL
2019年、ビラボンパイプマスターズ期間中の波が良い日に、ジョン・ジョン・フローレンス、ケリー・スレーター、ガブリエル・メディーナ、オーウェン・ライトを囲い込み、パイプラインでのチューブライディングについて話しました。主な理由として、プロサーファー特有のサーフィン知識(見過ごされがちですが)は深く浸透しており、チャンスがあれば常に活用価値があるからです。CT開幕直前で是非チェックして欲しい記事の1つです。
フロントサイドvsバックサイド
ジョンジョン:フロントサイドはバレルの中でプッシュしてたくさんのスピードを出すことができるから最高です。しかし、バックサイドのように押し込まれたポジションにはならないので、ドロップは少し怖いです。フロントサイドでスピードを出すとすぐに、減速するのが本当に難しくなります。私は時々両手を波面に突っ込み、ブレーキをかけ続けます。
オーウェン:フロントサイドのチューブライディングでは、スピードが出過ぎるため、波に両腕を入れる事でスピードをコントロールさせるのに役立ちます。ホブグッドがそのダブルアームストールをしているのを最初に見ました。「それが答えです。」そして、バックサイドのバレルの時に覚えておくべき1つは、前腕を体の後ろに置かないことです。アンディは常に前腕を前に置く点で偉大なプロモーターでした。しかし、それは私のアドバイスではなく、実際に見てきたものです。
John John Florence at Insanities, Nov 29th, 2017
ジョンジョン:私はバックサイドチューブの方がよりコントロールできる感じがするので大好きです。必要なときに減速することができ、本当に低くなってポジションを保持することができます。あなたはバックハンドではもう少し安全なポジションにいます。全身で波に寄りかかるので、自分を止めることができます。また、たくさんの違った調整ができます。体を使ってストールし、そしてすぐにチューブを捕らえ始めます。多くの場合、本当に大きめのバックサイドチューブでも、そこからしゃがんだポジションで入り込めます。そのしゃがんだ状態で、フォームボールの準備をするために少し後ろに寄りかかる必要があります。
ケリー:バックサイドに乗っているサーファーの多くが、スクウェアにするために向きを変えないのを見かけます。バックハンドでは、肩をチューブと直角にさせること望んでいます。
チューブライディングの視点の重要性
ケリー:私は波のフェイスを見ています。バレルにいるときは非常に意識が高いので、波が呼吸するときなどに集中させる必要があります。なぜなら波が呼吸するときは、低い体勢で、波が固定し始めたら、高くしたいからです。だからそれらのタイミング見極めるべきです。
ジョンジョン:私は通常バレルの出口を見ていて、目の前の壁がどのようになるのかを確認しています。多くの場合、ボトムにいくと、速度をほぼ2倍にパンプでき、そこから必要なポジションに移動して、そこから手探り感覚です。
Photo: Kelly Cestari/WSL
ガブリエル:常にまっすぐ前を見てください。そうすれば、フォームボールが当たったときにボードを見続けられます。フォームボールが来ると、ボードが浮くような感覚なので、体とボードがどこに向かっているのかを意識する必要があります。波に乗ってください。フォームボールが当たったら、ドライブし始めてください。フォームボールの乗り越え方を知っているサーファーこそが、バレルの乗り方を知っているサーファーです。
空間認識
ケリー:体を伸ばしすぎないことが重要です。体をかがませて、飛び跳ねる準備をし、そしてパンプするために常に足に少しのエネルギーを蓄えなければなりません。
ジョンジョン:当然のことながら、サーフボード上は少し前側に乗ってて欲しいと思います。
Kelly Slater at Backdoor, November 16th, 2019
パイプ用サーフボードの特性
Photo: Billy Watts
ジョンジョン:バレル用のサーフボードもターンなどで使うのと同じですが、ピンテールです。実際にクワッドは使用したことがないです。ドロップ時に本当にフックさせる事ができません、リップの下から波の乗るとターンできないと思います。テイクオフ時からレールインし常に入れ続ける必要があります。ここでかなり小さめのフィンに乗っているので、ほとんどは後ろの側のレールを使ってます。
ケリー:パイプラインのバレルに最適なボードですか?(彼のボードを見てください。彼はちょうどパーフェクト10を叩き出しました)6’6 “ラウンドピンのTokoroのように見えます。(笑)
今まで最高のバレルライディングのアドバイス
ジョンジョン:ジェイミー・オブライアンは、「バレルの中で立ち上がれ」と最高のアドバイスをくれたと思います。(笑) まだグロムだったとき、いつもかがみながらセクションを抜けようとしていました。成長してジェイミーがバレルに乗るのを見るのは本当に助けになりました。彼がバックサイドバレルで立ちながら最高のパンプするのを見て多くのことを学びました。
Photo: Heff/WSL
オーウェン:バレルライディングについてのアドバイスは実際に受けたことがありません。恵まれた波の環境で育ちましたが、実際にアドバイスを与えられることはありませんでした。私は常にボードと波の間のフィードバックに焦点を合わせています。フォームボールに気をつけながらポケットに居続ける事です。
ケリー:おそらく私が最初に得たアドバイスはおそらく10歳のときでした。ディック・カトリは私に「あなたが今朝ショアブレイクに入った時、目を開いていましたか?」と尋ね、私は「ノー」と返答しました。そして彼は「目をよく開いててください!」と言いました。とても簡単ですね。
子供の頃にシェイン・ホランのビデオを見て影響を受けました。シェインはシングルフィンボードであまりドライブしていなかったので、特にチューブ内で大きく向きを変えながら乗っていました。友達とセバスチャンに出かけ、カッコ良く見えたという理由だけで「ターンしてチューブインしようぜ」と試していました。スピードを出すためだとは知らなかったので、「ターンしてチューブに入らなきゃ」と思ってました。ほとんど走り抜けてしまいましたが、それはチューブで調整することを学ぶ最初のエントリーでした。最初はただカッコよく見えたからスタートしていました。
ガブリエル:私の最大のアドバイスは、ドロップする時に決して考えない事です。いつもメイクする事を信じれば、バレルをメイクする良いチャンスに恵まれるでしょう。
https://namiaru.tv/wave/namiDtl.php?lolaid=11969
・ベストシーズン: 冬
・ベストサイズ:オーバーヘッド〜トリプルオーバー
・ベストスウェル: 西北西ー北西
・ベストタイド: ミディアム
・ベストウィンド:弱い南東
◇参照元:“Pipe Tuberiding Advice From Kelly, John John, Gabriel and Owen”
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