【年明けは再び遠くから波がやって来た】なみある?塩田気象予報士の波や天気のお話。

2022/01/13 更新

酷寒の年明けとなりました。
6日は関東地方も積雪となり、大雪となったところもありました。
寒波、寒波、また寒波と、次々やってきて、朝晩は顔面が凍るのではないか⁉と、年末年始は日が高い時間にしか入っておりません。この冬初めてビーニータイプのキャップを取り入れ、あまりの快適さに幸せを感じている(おそっ)気象予報士の塩田です。
遅ればせながら、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて、今日は年明けに太平洋側で反応した、冬らしい波について少しお話しいたします。
2021年12月上旬に続いた強い東ウネリが終わった後、年末年始にかけて太平洋側の東向きのポイントでは、ウネリの反応が弱めとなり、一時的に一部でサイズアップすることはあっても、物足りないところが目立つ日々が3週間以上続きました。
乗り納め、初乗りは物足りないサイズの波で無理やり、という方も多かったのではないでしょうか。

そして先週は、アリューシャン列島の北側で広く長く強く吹き続いた風により、冬らしい北東ウネリが届きました。
ベーリング海からはるばるから1日以上かけて届く周期(波長)の長いウネリです。

↑2022年1月5日9時の風

↑2022年1月6日9時の風

↑2022年1月7日9時の風
(「earth」からお借りしました)

ここで、波の素について振り返ります。
波が生まれる要因は風です。
①海上で吹く風が強い。
②海上で吹き続く距離が長い。
③海上で吹き続く時間が長い。

この3つの条件がそろい、周期(波長)の長い波が太平洋側にたどり着きました。

今回は6日から本格的に入り始め、この日と翌7日は四国や九州まで到達しました。

LOLA6日9時波周期チャート

しばらく続いた周期(波長)長めの北東ウネリですが、今週半ばは全国的に西~北西風が強く吹き荒れるため、ウネリは抑えられて一旦ダウン傾向となり、少しの間反応は弱めとなりそうです。
しかし!強い冬型の気圧配置が緩む16日頃には少し持ち直し、19日辺りは周期が長めの北東ウネリが届く気配があります。ただし、前回より少し反応は弱そうですが。。

波についていろいろなサーファーの方々とお話ししますが、日本付近を通る低気圧からのウネリを中心に気にしている方が多いなあという印象があります。
もちろん、近場を通る低気圧がすぐに波をもたらしてくれるということはありますが、発達具合や予想進路との微妙なずれにより、まったく反応がないこともあります。
湘南などでは、雪が降った翌日は波が上がるという伝説がありますが、先週大雪をもたらした低気圧は当てはまらず、翌日はハラ程度に留まりました。
南岸低気圧がさほど発達していなかったため、南側から向かってくるウネリが弱めで、北側で吹く風に負けて抑えられてしまったからです。

これまで周期(波長)のお話は何度かしていますが、台風以外は近いところがウネリの素となりサイズアップする周期(波長)が短めの波に期待をしている方が多いかなという印象があり、今回は、冬に期待できる北東ウネリがちょうど年明けに反応したため、そのお話を2022年一つ目にいたしました。

本年が明るい温かな年となりますように。

気象予報士
塩田久実

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