CT最終戦「WSLファイナル」ガブリエルとカリッサが優勝し世界タイトルの記録更新

2021/09/16 更新

日本時間9/15(火)に開催されたWSL(ワールドサーフリーグ)2021 のCT(チャンピオンシップツアー)最終戦『RIP CURL WSL FINALS(リップカール WSL ファイナル)』の模様をレポート。

男女CTランキングTop5での世界チャンピオン争いの会場となるカリフォルニア州のサンクレメンテのLower Trestles(ローワートラッセルズ)では、6−8ftの素晴らしい波がブレイク。ファイナルデーを迎えるには最高の1dayイベントとなった。

PHOTO: © WSL/Pat Nolan

ガブリエル・メディーナ(BRA)とカリッサ・ムーア(HAW)は どちらもリップカールWSLファイナルにランキング1位でタイトルマッチへは有利な状況で出場し、3ヒート中2ヒートに最初に勝利して、誰もが認める2021年の世界チャンピオンになった。

ガブリエル・メディーナは3度目の世界チャンピオンに決定

 

PHOTO: © WSL/Pat Nolan

タイトルマッチでフィリッペ・トレド(BRA)と対戦したガブリエル・メディーナ(BRA)は3回のタイトルマッチで先に2勝を決めて、3x世界チャンピオンの座を手に入れた。

このガブリエルのタイトルは 歴代の3x世界チャンピオン トム・カレン(USA)、アンディ・アイアンズ(HAW)、ミック・ファニング(AUS)に続く快挙となる。

PHOTO: © WSL/Pat Nolan

16回のWSL CTイベントで優勝し、29回のファイナル出場を果たしたガブリエルは、プレッシャーの中で最高のサーフィンをする、最も経験豊富なサーファーの1人だ。

今シーズン、ガブリエルのキャリアの中で最高のスタートを切り、男子CTのオープニング3つのイベントで決勝に進出した。

PHOTO: © WSL/Tony Heff

コロナが発表したCT#3戦「Rip Curl Narrabeen Classic」とCT#5「Rip Curl Rottnest Search」で優勝して大きなリードを獲得したガブリエル。オーストラリアでの優勝は2014年のCT開幕戦「Quiksilver Pro Gold Coast」以来となり、この年に初の世界チャンプ、2回目は2018年、2021年が3度目となった。タイトルを獲得してからは毎年トップ3以内でフィニッシュしているから驚きだ。

PHOTO: © WSL/Pat Nolan

「これがサーフィンで最大の目標でした。」とガブリエルはコメント。

「いつも夢が叶うわけではありませんので、これは私にとって特別な日であり、この事を永遠に思い出し、子供たちに話すことができます。今年は非常に激しく、精神面でも挑戦でした。一生懸命働き、忍耐力を持ち、サーフィンに向き合わなければなりませんでした。このタイトルを獲得するには、たくさんサーフィンをしなければなりませんでした!」

 

カリッサ・ムーア(HAW)は5回目の世界タイトル獲得

 

PHOTO: © WSL/Pat Nolan

今年、東京オリンピックで金メダルを獲得したカリッサ・ムーア(HAW)は2019年のCT世界チャンピオンでもあり、2年連続でタイトルを獲得するのは初となる。

PHOTO: © WSL/Tony Heff
ファイナルのタイトルマッチでは2位のタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)とデッドヒートを繰り広げて、最後の2試合ではエクセレントトータル17.26pt (8.93+8.33)、16.60pt(8.00 + 8.60)を叩き出して2勝あげ、5x世界チャンピオンになった。

PHOTO: © WSL/Tony Heff

今シーズン、CT全7戦をセミファイナル以上まで勝ち進み、3位以上でフィニッシュしたカリッサ。なんとその記録は2019年CT#4「Margaret River Pro」以来続いている。2021年はカリッサが20勝以上している10年連続のシーズンとなり 、WSLの歴史の中では最長となる。レコードブックでは、11x世界チャンピオン ケリー・スレーター(USA)、7x世界チャンピオンのステファニー・ギルモア(AUS)とレイン・ビーチリー(AUS)に続く記録となる。

PHOTO: © WSL/Pat Nolan

「長い年月でもあり、非常に長い1日でした」とカリッサはコメント。

「今日のスタートは期待通りではありませんでした。立ち向かっていく試合だったので、勝つことが少し甘くなりました。最初のヒートの後、ブチ切れた状態でした。ベストを尽くし、心からサーフィンをして、成功することができました。世界タイトルを獲得したとき、水中にいた事がなかったので、これは特別な経験です。これ以上のことはないです。」

 

PHOTO: © WSL/Pat Nolan
ルーキーのモーガン・シブリック(AUS)はコナー・コフィン(USA)とのタイトル争いに敗れたがCT初出場でTop5に入る大金星をあげた。

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初戦では素晴らしいレールワークを披露し勝ち上がったコナーだが、続く第2試合でエアーを武器とするフィリッペ・トレド(BRA)に敗れCTランキング4位でフィニッシュ。この成績は彼のキャリアの中で最高位となった。

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フィリッペは続く第3試合、金メダリストでディフェンディングチャンプのイタロ・フェレイラ(BRA)と対戦。アンダードッグとしてのぞんだブラジリアン対決ではあったが素晴らしいパフォーマンスを魅せイタロから勝利をおさめタイトルマッチへと勝ち進んだ。ガブリエルとのタイトルマッチでは2戦2敗で敗れるも、自身のCT最高位である2回目の3位となった。

PHOTO: © WSL/Kenny Morris
2019年のタイトルを守るために、イタロ・フェレイラ(BRA)はフィリッペとの対戦にのぞんだ。最後のビックエアーをメイクしていれば逆転勝利となっていたかもしれないが、惜しくも敗退。CTランキングは2位で今シーズンを終えた。

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7x世界チャンピオンのステファニー・ギルモア(AUS)は、サイズあるローワーズのコンディションでは、波との波長が合わず初戦でジョアン・ディフェイ(FRA)に敗退。CTランキングは4位でフィニッシュ。

PHOTO: © WSL/Pat Nolan

ジョアン・ディフェイは女子の第2戦目でサリー・フィッツギボンズ(AUS)に敗れ、ステファニーと並びCTランキングは4位でフィニッシュ。これは彼女のキャリアの中で過去最高位となる。

PHOTO: © WSL/Pat Nolan

続く第3試合、サリーは初タイトルに向け2位のタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)に挑み試合をリードしていたものの、後半にエクセレントスコア8ptをメイクされ逆転され、今シーズン3位でフィニッシュ。自身のキャリアの中で4度目の3位になる。

PHOTO: © WSL/Tony Heff
タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)は第3試合でサリーに勝利してタイトルマッチへ進み、初戦はカリッサに勝利したが、残り2戦をきめきれず敗退して、今期最高位の2位で2021年のシーズンを終えた。

▼リップカールWSLファイナルの結果:

女子第1試合:ジョアン・ディフェイ(FRA)12.17DEF ステファニーギルモア(AUS)6.70
男子第1試合:コナー・コフィン(USA)15.00DEF モーガン・シブリック(AUS)9.84
女子第2試合:サリー・フィッツギボンズ(AUS)11.33DEF ジョアン・ディフェイ(FRA)6.66
男子第2試合:フィリッペ・トレド(BRA)16.57DEF コナー・コフィン(USA)14.33
女子第3試合:タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)13.17DEF サリー・フィッツギボンズ(AUS)11.73
男子第3試合:フィリッペ・トレド(BRA)15.97DEF イタロ・フェレイラ(BRA)12.44

女子タイトルマッチ ヒート1:タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)15.20DEF カリッサ・ムーア(HAW)14.06
男子タイトルマッチ ヒート1:ガブリエル・メディーナ(BRA)16.30DEF フィリッペ・トレド(BRA)15.70
女子タイトルマッチ ヒート2:カリッサ・ムーア(HAW)17.26DEF タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)15.60
男子タイトルマッチ ヒート2:ガブリエル・メディーナ(BRA)17.53DEFフィリッペ・トレド(BRA)16.36
女子タイトルマッチ ヒート3:カリッサ・ムーア(HAW)16.60DEF タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)14.20

 

2021年CTランキング:

男子のトップ10CTランキングは下記の通り

日本代表で銀メダリストの五十嵐カノアは今シーズン8位でフィニッシュ。

女子のトップ9CTランキングは下記の通り。女子は9位までが来年のCTの選出ラインとなる。

今年、レイキー・ピーターソン(USA)の怪我でCT出場のチャンスを手に入れた銅メダリストの都筑有夢路は7戦中4戦出場し、17位という結果だった。

▼CT最終戦『RIP CURL WSL FINALS(リップカール WSL ファイナルズ)』

https://www.worldsurfleague.com/posts/482362/rip-curl-wsl-finals

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