東京五輪サーフィン競技まであと7日!五十嵐カノアの記者会見が行われた

2021/07/18 更新

東京五輪サーフィン競技まであと7日となった7/18(日)、先日行われたサーフィン競技日本代表 大原洋人、都筑有夢路、前田マヒナのオンライン記者会見に続き、オリンピック最終予選 『2021 Surf City El Salvador ISA World Surfing Games(2021サーフシティ・エルサルバドル・ISAワールドワールドサーフィンゲームス)』で銀メダルを獲得した五十嵐カノアのオンライン記者会見が行われた。

大会直前で既に現地入りしているカノアが、東京五輪開幕前に自らの思いや目標を語った。

 

五十嵐カノア
『朝起きてから寝るまで全部やることは金メダルの準備でしたし、これ以上できることはないと思います。大会はすごい楽しみです。』

サーフィン競技がオリンピックの正式種目に決定した時からオリンピック選手となるのが夢だったカノアは、3年前から準備をし、2019年のCT(チャンピチャンピオンシップツアー)ランキング10位以内に入り、日本代表選手として選ばれた。しかし代表が決定するまでカノアは、「オリンピックが決まるまでは寝れない日がたくさんありました。プレッシャーでも良い日とマイナスな時と両方があり、自分が自信ない日などネガティブの時が1番辛かったです。」とコメント。

「オリンピックの代表が決まってからは3〜4年くらいは準備という事でプレッシャーを毎日のように感じていますが、それが反対に強くなったのかなと感じています。あと1週間でオリンピックが始まりますが、そのプレッシャーにも慣れちゃっていい感じです。」

オリンピック代表が決まってからは、東京に来るまでに、体が調子良くて自信持っていたいという目標にプレッシャーを感じていたカノア。

「今回ここまできて体も、サーフィンも、板も調子良いです。オリンピック近づくにつれてポジティブなプレッシャーになってきました。」と大会前に心強いコメントを残した。現在この大会のために、普段79-80kgくらいある体重を、日本の波でスピードが出るようにと77kgまで絞っている。

「スポーツ選手は怪我とかが多い中で、大会前に100%の体ということは、珍しいと思っています。今回は体が調子良いという事だけでもありがたいです。今週は怪我しないようにリラックスしてサーフィンしたい」とカノアは語った。

オリンピック会場の一宮で勝つための戦略についてカノアは、「波にあっているサーフボードを選ぶ事がすごく大切だと思っています。今回日本には12本持ってきていて、その板の中でどれが金メダルを取れるかが今週の目標です。」

CTの時でも「12本のサーフボードを持っていく」のがいつもの大会のルーティンだというカノアは、オリンピックでもそのスタイルで、いつもの服、いつものバック、そして同じサーフボードの本数で大会に挑む。板は5’9から5’11までのサイズでエポキシとPUをそれぞれ持ってきている。日本の波ではあまり板を折れる心配はしていないカノアは8本を普段使っていた板、そして4本は新しいボードだ。

「毎日波が変わる中で、その日の朝に波を見ないと、どういうサーフィンしたいかは決められないことです。どんなコンディションでも良いサーフィン見せられる事が1番大切です。板と全部のコンディンションに準備をできるようにしたいです。」

自分よりランクが上のCT選手と戦うことに対してカノアは、「ヒートは見ないようにしています。誰と戦っても関係ないです。自分に集中し、エネルギーを使うようにします。1日ずつ集中する事が今のゴールです。100%のサーフィンが見せれれば金メダルにつながると思います。」

いつも応援してくれる祖母に対して感謝を述べた。今回無観客のためビーチには家族が応援にこれない事に対しカノアは、「近くにいるだけでパワーをもらえるので頑張ります。」とコメントした。

オリンピックは特別な大会だと語るカノアは、金メダルの事を考えすぎて寝れなくなった日もあったという。「オリンピックの金メダルはスポーツ選手からすると頂点です。オリンピックはその金メダルをとるチャンスがあるのでそれを考えるとプレッシャーも感じます。」

「毎日朝起きて、どんな行動を起こす前に「今日は何やれば金メダルに近づけるかな」という考え方、メンタルにするのが特別でした。朝起きてから寝るまで全部やることは金メダルの準備でしたし、これ以上できることはなかったと思います。それをしたことで自信があります。大会はすごく楽しみです。」

「世界で1番上手いサーファーでもなく、世界で1番すごいアスリートになりたいです。スポーツ選手として見てもらい、サーフィンを知らない人でも「五十嵐カノア知っている」それを今回オリンピックで見せたいです。日本のサーフィンのファンだけでなく、野球やバスケットボールのファンにも、カノアがサーフィンで日本のために金メダルを取ったところ見せたいです。だから今回のオリンピックは大切にしています。」と語った。

 

東京オリンピック サーフィン競技スケジュール

五十嵐カノアはR1ヒート2で登場
 

●2021年7月25日(日) 7:00 – 16:20
会場: 釣ヶ崎海岸サーフィンビーチ (志田下ポイント)

男子 ラウンド1(R1)

 R1ヒート1(7:00予定)から大原洋人、 R1 ヒート2(7:40予定)から五十嵐カノアが登場

※R1で2位までの選手はR3へ、3位、4位の選手はR2へ進む。

女子ラウンド1

R1ヒート2(11:00予定) から前田マヒナ、R1ヒート4(12:20予定)から都筑有夢路が登場

※R1で2位までの選手はR3へ、3位、4位の選手はR2へ進む。

男子 ラウンド2

※R2で3位までの選手はR3へ、4位、5位の選手は敗退が決定

女子ラウンド2

●2021年7月26日(月) 7:00 – 16:40
会場: 釣ヶ崎海岸サーフィンビーチ

女子ラウンド3

男子ラウンド3

●2021年7月27日(火) 7:00 – 14:20
会場: 釣ヶ崎海岸サーフィンビーチ

男子クォーターファイナル

女子クォーターファイナル

男子セミファイナル

女子セミファイナル

●2021年7月28日(水) 8:00 – 11:35
会場: 釣ヶ崎海岸サーフィンビーチ

女子3位決定戦

男子3位決定戦

女子決勝戦

男子決勝戦

女子表彰式

男子表彰式

●2021年7月29日(木)
会場: 釣ヶ崎海岸サーフィンビーチ

種目実施未定

●2021年7月30日(金)
会場: 釣ヶ崎海岸サーフィンビーチ

種目実施未定

●2021年7月31日(土)
会場: 釣ヶ崎海岸サーフィンビーチ

種目実施未定

●2021年8月1日(日)
会場: 釣ヶ崎海岸サーフィンビーチ

種目実施未定

 

▼オリンピック サーフィン競技ヒート表 
https://isasurf.org/downloads/HEATS_AND_DRAW_TOKYO_2020.pdf

▼オリンピック サーフィンスケジュール 
https://olympics.com/tokyo-2020/olympic-games/ja/results/surfing/olympic-schedule-and-results.htm

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