オリンピック代表 大原洋人、前田マヒナ、都筑有夢路らが出席!『波乗りジャパン』帰国後の記者会見

2021/06/11 更新

サーフィン競技の東京五輪最終選考大会となる国際サーフィン連盟(ISA)主催の 2021 Surf City El Salvador ISA World Surfing Games(2021サーフシティ・エルサルバドル・ISAワールドワールドサーフィンゲームス)から NAMINORI JAPAN 『波乗りジャパン』 日本代表選手団が帰国し、6/10(木)に記者会見が行われた。

Photo:ISA/Ben Reed

『波乗りジャパン』は銀メダルを獲得! この大会で、五十嵐カノアは準優勝、大原洋人は4位、前田マヒナは8位、都筑有夢路は9位と好成績を残し、東京オリンピック代表選手に内定した、

この記者会見には東京五輪代表入りしたした大原洋人、前田マヒナ、都筑有夢路とNSA(日本サーフィン連盟)理事長の酒井厚志、副理事長の井本公文と宗像富次郎が参加し、ISAワールドサーフィンゲームスの大会報告と東京オリンピックへの意気込みを語った。

 

大原洋人
『負けた時、心は折れかけていたが、まだ優勝するチャンスは残っていると自分に言い聞かせた。』

「世界戦で優勝する」と強い意気込みで臨んだ大原は会見で、「ISAの世界戦は優勝する目的で行って、優勝する事はできなかったのですが、地元開催のオリンピック枠を掴むことができて本当に嬉しく思っています。」とコメント。

「大会での心境は、オリンピックは考えず、試合で優勝する事を目指していました。」

「リパチャージに行った時、メインラウンドを負けた瞬間は、情けない試合だったので、心は折れかけていたのですが、まだ優勝するチャンスは残っているって自分に言い聞かせてヒートに臨んでいました。」

大会中は日本のスポーツメンタルコーチから指導受けていた大原は、今回の世界戦では毎日そのコーチと話していたという。

Photo:ISA/Pablo Jimenez

「メインラウンドで敗退し、リパチャージにまわった時は自分は本当に上を向けないような状況ではあったので、その時にメンタルコーチと自分の気持ちを上げていけるような事だったりを話した事によって、そこから気持ちを上げて試合に臨めたと思います。」

Photo:ISA/Ben Reed

オリンピック代表争いで最終的に村上舜と争うことになった大原は、「舜とは「決勝に行こう」と話していました。」とコメント。

Photo:ISA/Pablo Franco

大原がリパチャージファイナルを制し、オリンピック代表に内定、村上がその試合で敗退し代表にならなかった事に対して大原は、「複雑な状況でした。自分がオリンピックの切符を手にしたというよりは、 カノアが決勝に行っている状況だったので、3人で決勝に行き、チームで金メダル取ろうと話していたので、そう意味で3人で決勝にいけなかったという気持ちがありました。」

Photo:ISA/Ben Reed

「自分はこの試合でようやく内定をもらう形で、舜は2年近く内定という形で色々と大変そうな思いをしてたので、彼の分までオリンピックで良い結果出せればと思っています。」と胸の内を明かした。

Photo:ISA/Ben Reed

「生まれ育った場所で、波がどんな状況でも1番詳しい自信もありますし、サーフィンもそこで全ての技を覚えたと言っても過言ではないので、自分のできる全力なサーフィンを見てもらいたいです。」と東京オリンピックへの思いを語った。

 

前田マヒナ
『日本にいる間に練習して金メダルを目指す』

世界戦では8位だった前田は、「エルサルバドルで自分のサーフィンが見せることができたのはすごく嬉しいです。だけどファイナルまで残る事ができなかったことは1番悲しいです。ですがこれから良いペースでいける気持ちがあります。このペースをオリンピックまで続けられれば勝つこともできると思います。」

「東京オリンピックの代表になった時はすごく嬉しかったです。まだまだ仕事が残っているので、日本にいる間に練習して金メダルを目指します。」とコメント。

Photo:ISA/Pablo Jimenez

今回、女子でメインラウンドを1人勝ち抜いてきた前田は、「ラ・ボカナのメインブレイクは、私のホームブレイクの波に似ていましたので自信がありました。エルサルバドルに行く前にハワイでたくさんトレーニングを受けていて、周りの人のサポートもあって困る事はないと、メンタル面でもポジティブな考えを持っていました。メンタルが弱いと良いサーフィンが見せられないと思います。」とコメント。

ジュニアの時や2018年のジャパンオープンの時はメンタルが弱かった前田は、「今は強いので、良いサーフィンが見せる事ができます。」と言う。

Photo:ISA/Ben Reed

「ロス・ウィリアムスの前のコーチが、バートン・リンチさんだったのですが、彼の考え方は「メンタルがNo1」と言われていて、メンタルを強くコントロールするために自分の好きな物と嫌いな物をはっきりする事でした。バートンのおかげでメンタルをクリーンアップする事ができました。今、自分は素晴らしい環境にいて、周りの人にも感謝していて一緒に良い環境に住む事ができているので、そのおかげでメンタルが上がっています。」とその理由についても語った。

Photo:ISA/Sean Evans

海に入る前や試合に臨むためのルーティンについて前田は、「ジャパンオープンの前に自分はビックウェーブを狙っていていました。そのビックウェーブルーティンをジャパンオープンとエルサルバドルの試合でも同じルーティンを使ったら、良い感じで戦えたので、似た物をやっていました。編み物と呼吸法です。」と教えてくれた。

これから日本で練習するという前田は、「ハワイと同じルーティンを作って欲しいですが、私の師匠がブラジリアン柔術を怪我をする可能性があるため、他の人とやる事は禁止と言われましたので、またスケジュールを組み直して似たトレーニングをできるような環境を作っています。」 

「世界戦では良いサーフィンを見せられた一方で、たくさんミスもあったので、東京オリンピックまでにそれが克服できるようにしたいです。」とコメントした。

 
都筑有夢路
『CTに出た事がモチベーションになっている。オリンピックでもこの経験を活かしたい!』

これからCT(チャンピオンシップツアー)第6戦「Jeep Surf Ranch Pro」のためアメリカにいる都筑も急遽参加が決定した。

「エルサルバドルの大会でオリンピックの代表に慣れてすごい良かったなと思っています。やっぱり、この大会が始まる前にCTに出ていて、それがすごい自分の中でモチベーションになっていました。、それが今回、すごい活かされているなと改めて実感しました。オリンピックにもこの経験を活かしていきたいと思っています。」

Photo:ISA/Sean Evans

メインラウンド(R)2敗れ、リパチャージRからの試合となった都筑は、「メンインラウンドで負けた時は、なんでこんな所で負けなきゃいけないんだと言う悔しい気持ちと、オリンピックがかかっている試合たからこんな所で負けてられないという気持ちもありました。早く負けた事で、リパチャージで勝つという気持ちがすごく強くなったので逆に良かったと思っています。」とコメント。

Photo:ISA/Pablo Jimenez

「CTの試合でスコアもらえた事はすごい自信になっていて、2回戦で負けたけど自分なら良いサーフィンしていれば大丈夫だと思えたし、それがリパチャージに対する自信になりました。」

今までのオリンピックで印象に残っている事について都筑は、「水泳の北島康介選手の「チョー気持ちいい」の一言が印象に残っています。「チョー気持ちいい」の一言で水泳が注目されていて、あの一言だけで注目されるのは凄いなと、その時小学生ながらに思い、学校で皆で言い合っていました。」

「自分は金メダルを目指して頑張ることだけに集中しています。オリンピックでサーフィンは最初の年で注目されます。自分の中でもオリンピックの大きな舞台でプレッシャーとか緊張とか絶対すると思うので、気持ちの面でいつも通りのサーフィンができるメンタルに持っていけるように準備していきたいです。」

「日本の中でしたら千葉の波は得意です。鵠沼海岸の波が小さい所で育ってきたので、 そこに比べると千葉の波は、良い練習ができる波と感じていますので、自分の中では練習してきた波だし自信がすごくあります。」と強い思いを語った。

Photo:ISA/Ben Reed

CT出場や今回リパR8で3位になり、今回最終位で東京オリンピックの出場に内定した都筑は、「やっぱ、全部ギリギリだから、気持ちの面でも苦しい部分があって、だけどギリギリでもしがみ付いて東京オリンピックの切符とか手に入れられて、混乱した部分もありますが、嬉しい気持ちの方が勝つから、ギリギリだけど頑張ってきて良かったなと思います。」と心境を語った。

 

NSA 理事長の酒井厚志
『オリンピック出場が内定した選手には、悔しい思いをした選手の分まで思う存分戦って欲しい』

「フランスチームとデッドヒートを繰り広げ大会を盛り上げました。日本のレベルも世界のトップクラスになったと実感しています。」

「いよいよあと1ヶ月半で東京オリンピックが開催されます。日本はより輝いたメダルを目指していきます。」

「自然相手のスポーツであるサーフィンは特に、開催地の利があると思います、自然相手のスポーツであるサーフィンは特に、開催地の利があると思います。地の利を活かして活躍を目指します。今後も波乗りジャパンの応援をよろしくお願いいたします。」と酒井理事長はコメントした。

 
NSA強化委員長  井本公文
『オリンピック会場も順調に出来上がってきている。日本選手のメダル獲得を祈っている』


「私達は2016年の7月にオリンピックが決定してから、日本がどのようにこの4枠を取れるか、どうやって選手を育成していくか日々検討してまいりました。結果として日本としての国別2位を獲得しましたし、選手も4枠取れましたし、初めて行われる東京オリンピックのこの舞台で日本人4名が参加できる事は非常に嬉しく思います。」

「ここからが本番だと思っています。 オリンピックでメダルを取ることが最終目標になっていますので、引き続き選手と共にどうやって勝っていくかというプランを練りつつ、オリンピックに向けてトレーニングしていければと思います。」とコメントした。

 
NSA副理事 宗像 富次郎
『今までにないほど緊張をして闘ってきたが、選手達は最大限の力を発揮してくれた。東京オリンピックに向けて暑さ対策を考えていく』

一緒に大会に帯同したNSA副理事長の宗像は現地の状況について説明した。

「現地の状況でありますが、PCR検査につきましては、ちょうど入国した時、中間の日、そして最終日前の帰国にあたって検査証明を取るために3回ほど実施して、全て日本のチームは問題なく陽性者がでませんでした。現地は海岸でのマスク着用とか、アルコール消毒だとか担当が周り、かなりうるさく言っていました。その他、他国で陽性者が出たことに関してはその後隔離されたという事で詳細については発表がありませんでした。 」

Photo:ISA/Pablo Franco

「大会に向けては暑さとの戦いだった。日本の想像していた暑さよりもかなり高温な状況でしたので、選手には必ず水分補給やアイシングなどをしていました。1日、ファイナルデーは3回くらい戦う時の3回戦目はかなり暑さにやられていたなという事で、今後オリンピックに向けて、そういった点も対策をしていかなければと考えております。」

今回、暑さ対策として、世界戦には管理栄養士の方が帯同した。スラリーと呼ばれる、体を冷やすためのかき氷のパッケージや、折り畳み式のクーラーボックスに氷を入れ、選手にはスラリーを飲ませたり、スポーツ飲料を飲ませたり、首回りをアイシングをして体温を下げる作業をしていた。この経験を基に東京五輪の時には、スラリーやアイシングの用意だとかを、管理栄養士を中心に効率な方法を考慮した上で準備していく予定。

Photo:ISA/Sean Evan

今回ブラジルの選手など多くのCT選手が棄権していた事に対して宗像は、「我々も棄権する選手がいるのではないかと想像していました。ヒート表を見て選手の棄権を始めて把握した状況になります。我々がやった事はヒートがスキップする事をIFの方から言われていたので、早めに試合の準備していく事を選手に伝えていくのを第一にしていました。I FはCT選手が出ない事をコメントだしていなかった状況でした。ヒートを戦うにあたり人数の減っている所は各国からはラッキーだと言う形でした。」

Photo:ISA/Ben Reed

「CT選手が棄権しようがしまいが国として上がって行こうと言うのが日本チームでしたので、CT枠を持っていたカノア選手は「俺は最後まで戦います」と力強く言ってくれた事で、日本チームの意気込みを高めてくれました。その他の国からはコメントはありませんでした。」と試合でのチームの様子を話した。

今の拠点として日本チームは、千葉の一宮に借家を借りていて、そこの利用に関しては選手と調整をしていきたいとのこと。

五十嵐カノアと都筑有夢路に関しては、CTをまわっていて海外に出向いているため、その帰国を待ってからその使用について確認する方針。大原は地元のため自宅から、前田については、自分のトレーニングのスケジュールがわかり次第調整していく。これからチームで帯同しながら練習拠点を使っていく予定。まだ隔離期間中なため、今後連絡を密にしながら計画的なプランを立てていく。

ワクチン接種についてはJOCの方から連盟の方に要望がきているため、現状スタッフ1名、選手2名がワクチン接種を受ける予定で確保している状況。

▼NSA 一般社団法人日本サーフィン連盟
https://www.nsa-surf.org/

▼2021サーフシティ・エルサルバドル・ISAワールドワールドサーフィンゲームス

https://isasurf.org/event/world-surfing-games/

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