5/6(木)、オーストラリア西オーストラリア州(WA)で開催しているWSL(ワールドサーフリーグ)2021 サーフィン世界最高峰のCT(チャンピオンシップツアー)第4戦 「Boost Mobile Margaret River Pro(ブーストモバイル マーガレットリバープロ)は、大会5日目を迎え、男子ベスト16と女子ベスト8の試合が行われた。
波は初日に比べて6〜8フィートとサイズダウンしてきているものの、クリーンで形良いダブルオーバーの波は健在。そんな中、ファイナルデーへの生き残りを賭けて、世界トップサーファー達による壮絶なバトルが繰り広げられた。
セス・ムニーツ(HAW)がガブリエル・メディーナ(BRA)を下しベスト8進出!
R16ヒート5で、全試合優勝し、CTランキングをリードするガブリエル・メディーナ(BRA)が登場し、セス・ムニーツ(HAW)と対戦。
PHOTO: © WSL / Miers
ガブリエルはオープニング6.0ptを出して、順調なスタートと思われたが、その後ミスを連発し、バックアップのスコアがなかなか揃えられない状況。
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その間にミッドレンンジのスコアのトータル9.84pt(5.17pt+4.67pt)を揃え逆転に成功したセスがそのままリードした形でガブリエルに勝利し、ベスト8進出を果たした。
五十嵐カノアは9位
Round of 16(R16)のヒート6から登場した五十嵐カノア(JPN)はマシュー・マクギリヴレイ(ZAF)と対戦。
オープニングからマシューのドロップインをしてしまったカノアは、インターフェアを取られ、2本中1本のスコアが半分になってしまう不利な状況でスタート。
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マシューが先にトータル10.50ptと揃えて試合をリード。
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グッドスコア6.5ptを揃えるカノア、その後も3マニューバーを決めてエクセレントに近い7.83ptを出して差を縮めるも、インターフェアで半減されるスコアは逆転に大きく影響。
試合終了間際には、マシューがとどめの4発のビックマニューバーで6.77ptをスコアし、トータル12.77pt(6.00pt +6.77pt)でQF(クォーターファイナル)への進出を決めた。
カノアはインターフェアしていなければ勝てていた試合だけに惜しいヒートとなり、9位でフィニッシュ。
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イタロ・フェレイラ(BRA)は最高点をマーク!
本日5/6に誕生日を迎えたイタロ・フェレイラ(BRA)は、R16ヒート7でカイオ・イベリ(BRA)と対戦。
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イタロはパンチあるバックハンドのマニューバーを連発し、エクセレントを2本揃えてトータル16.57pt(8.17pt +8.40pt)とカイオを圧倒。Day5の最高点を叩き出しQF進出した。
現在CTランキング2位につけるイタロは、この試合を優勝できれば、再びカレントリーダーの座に返り咲く。
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オーストラリアンレッグ前2戦で結果を残せなかったジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は現在CTランキング3位につけ、今大会ではR16ヒート1でピーターソン・クリサント(BRA)に勝利してベスト8入りした。
都筑有夢路(JPN)は9位でフィニッシュ!
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R16では、持ち前の良さを発揮できなかった都筑有夢路(JPN)は、ジョアン・ディフェイ(FRA)に敗れて9位という結果でフィニッシュ。
初戦でキャロライン・マークス(USA)を凌ぐグッドライディングを魅せた都筑は、この後どんな活躍を見せてくれるのか楽しみだ。
都筑を破ったジョアンはQFでローカルヒーローのブロンティー・マカーリー(AUS)と対戦。
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オープニングはグッドターンを出すも、なかなかクリティカルなフィニッシュを決められず、スコアを伸ばせないジョアン。
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ブロンティーはトータル11.83ptの同得点ながらも、ローカルノレッジを活かたバックハンドマニューバーの6.83ptが決め手となり、SF(セミファイナル)へ進出を決めた。
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タティアナ・ウェストンウェブ(BRA)はエクセレント9.23ptを含むトータル16.23pt(9.23pt + 7.00pt)で2x世界チャンピオンタイラー・ライト(AUS)をCTキャリアの中で初めて破り、ベスト4へと勝ち上がった。
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QFヒート3で素晴らしいレールゲームを披露した4x世界チャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)はトータル14.57pt(8.57pt+6.00pt)でイザベラ・ニコルズ(AUS)を破りSF(セミファイナル)へ駒を進めた。
QFヒート4、7x世界チャンピオン ステファニアー・ギルモア(AUS)とサリー・フィッツギボンズ(AUS)のオリンピックのオーストラリア代表選手のマッチアップが実現。
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オープニングから波を掴みスコアしていくサリーだが、ステファンは波をじっくり待ち続け、2本目で形良いライトの波を捉えると、エクセレントスコア9.50ptを叩き出し逆転に成功。その後もバックアップ6.23ptを揃えトータル15.73ptでサリーに勝利し、準決勝進出。
PHOTO: © WSL / Dunbar
後半追い上げるサリーはトータル14.17pt(6.50pt + 7.67pt)と1歩及ばず今大会は5位でフィニッシュ。
残すところファイナルデーのみとなったCT第4戦「マーガレットプロ」。オーストラリアで勢いに乗っているブラジリアンストームの勢いを止められるのは果たして!? 白熱したヒートをお見逃しなく。
▼ 【ライブ配信はこちら】 CT第4戦「Boost Mobile Margaret River Pro」
https://www.worldsurfleague.com/events/2021/wct…
▼CT第4戦Boost Mobile Margaret River Pro 男子QF(クォーターファイナル)マッチアップ
ヒート1:ジョンジョンフローレンス(HAW) vs グリフィン・コラピント(USA)
ヒート2:ジョディー・スミス(ZAF) vs ライアン・カリナン(AUS)
ヒート3:セス・ムニーツ(HAW) vs マシュー・マクギリヴレイ(ZAF)
ヒート4:イタロ・フェレイラ(BRA) vs フィリッペ・トレド(BRA)
▼CT第4戦Boost Mobile Margaret River Pro 女子SF(セミファイナル)マッチアップ
ヒート1:ブロンティー・マカーリー(AUS) vs タティアナ・ウェストンウェブ(BRA)
ヒート2:カリッサ・ムーア(HAW) vs ステファニー・ギルモア(AUS)
マーガレットリバー(Margaret River)波情報
https://namiaru.tv/wave/namiDtl.php?lolaid=6536
・ベストシーズン:一年中
・ベストサイズ:4〜20フィート
・ベストスウェル: 南西-西
・ベストタイド: ロータイドーハイタイド
・ベストウィンド:東
ボックス(The Box)波情報
https://namiaru.tv/wave/namiDtl.php?lolaid=125902
・ベストサイズ:4〜10+フィート
・ベストスウェル: 南、南西
・ベストタイド: 上げ込んでいるハイタイド
・ベストウィンド:東