東日本大震災から10年を振り返って(仙台新港)

2021/03/11 更新

仙台新港を代表するプロサーファーでフォトグラファーのSurf Sprit 熊谷素子が亘理町・荒浜菖蒲田浜に引き続き、東日本大震災から10年を振り返った仙台新港をレポート。

2021/3/11 14:46
亡くなられた人たちへ鎮魂の祈りを捧げました。

大震災からの経過は「東日本大震災から8年」「東日本大震災から9年」をご覧いただけると幸いです。

長きに渡り工事を着工していた仙台新港ポイント(向洋海浜公園)の防潮堤が完工したのが2020年3月31日。

この時すでに新型コロナウイルスの感染拡大が広まっていて、宮城県も感染者が増加傾向にありました。

2020年4月7日、7都道府県に緊急事態宣言が出され、宮城県も4月17日に緊急事態宣言が発令されました。

4月24日から新港ポイント(向洋海浜公園)の入り口は閉鎖。

人の動きが大きいゴールデンウィーク期間を中心にSTAY at HOMEが続き、宮城県の緊急事態宣言が解除されたのは5月11日でした。

自粛モードの中、新港ポイント(向洋海浜公園)が開放され、「新しい生活様式」「新たなサーフィンのルール」の元、波乗りすることが可能になりました。

感染拡大を防ぐ為、サーフィンのイベントは勿論のこと、毎月行っていたビーチクリーンも中止になってしまいましたが、サーフィン後は駐車場から速やかに帰り、一人一人が密を避けて気を付けて暮らす生活を行ったお陰で、ここから感染者やクラスターが発生することもなく一年が過ぎました。

 
 

全くスウェルが届かなかった2020年の夏。


どん深の地形が数か月続きましたが、秋には台風スウェルが届き、Aフレームの素晴らしい波に戻った仙台新港ポイント。


2021年2月13日深夜、福島県沖を震源とする震度6強の地震が発生し、大きな横揺れが長い時間続いた時は、誰もが東日本大震災を思い出したに違いありません。

我が家が営むサーフショップ「ジャップスサーフ」も震災の時のように店内はグチャグチャになりました。

大震災から10年が経ち、震災の爪痕は勿論のこと、連続的に台風の直撃を受けた年もあり幾度となく惨事に見舞われて閉鎖された新港ポイント(向洋海浜公園)コロナ禍の中でも、現在は閉鎖される事なくここで波乗り出来る状況に大変感謝しております。

そして一日も早く新型コロナウイルス感染拡大が終息して、平穏な日常に戻ることを切に願います。

最後になりましたが、東日本大震災で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族の方々や今もなお避難生活を余儀なくされ、不自由な生活を送られている皆様に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

Report&Photos by Motoko Kumagai

東日本大震災では多くの人たちが亡くなりとても悲しい思いをしました。私たちができる事は、この震災の記憶を風化させないことが大切だと思っています。

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