Pipe Mastersついにファイナル!優勝は…

2010/12/17 更新
マスターズ史上初のヨーロッパチャンプJeremy Flores
マスターズ史上初のヨーロピアンチャンプJeremy Flores

ハワイ・オアフ島のノースショアで開催されていた“ヴァンズ・トリプルクラウン・オブ・サーフィング presented by ロックスター・エナジー・ドリンク”の最終戦でもあり、ASPメンズワールドツアー最終戦の『Billabong Pipe Masters in Memory of Andy Irons』が、現地16日(木)にファイナルデーを迎えた。

会場となったパイプの波は前日より小こう状態となる3-4ft、たまのセットで5ft近いのが入ってくるかどうか。更にディレクションは北西+北のダウンスウェルなので波数セットもかなり少なめ、最終日は全くパイプ無しのバックドアマスターズという終焉だった。それでもQFからファイナルまで7ヒートを消化するまで何とか波は保ち、風も弱く海面もクリーンだったが、この波数の少なさに泣いた選手も多々いた様だ。

QFでまず注目が集まったのは、今大会優勝まで出来ればジョエル・パーキンソン(AUS)の3度目のトリプルクラウン獲得を阻止出来るエイドリアン・バッカン(AUS)が、H2でケリー・スレーター(USA)と戦った。序盤から猛チャージするエース、ケリーもバレルに突っ込むが2人共グリグリインサイドの餌食となりボードが真っ二つ。ケリーのバックアップボードSemiProの調子は良さげで8.77ptのハイスコアも叩き出すが、エースは全くスコアが伸びず敢え無く敗退、ここでパーコの3度目のトリプルクラウンが決定した!

3度目のトリプルクラウン獲得 Joel Parkinson
3度目のトリプルクラウン獲得 Joel Parkinson

QFでは、H1でジェレミー・フローレス(FRA)がボードをまた折ってしまったオーウェン・ライト(AUS)を退け、H3では後半8ptをスコアしたジョーディ・スミス(ZAF)をキーレン・ペロウ(AUS)が残り2分を切って大逆転。H4ではテイラー・ノックス(USA)をコンボへ追い込んだデーン・レイノルズ(USA)が圧勝。しかもデーンは、このヒートでディープチューブから抜け出てのグラブハイエアに失敗したものの、これが決まっていたら間違い無くパーフェクト10だっただろう。

度肝を抜くディープチューブからのハイエア Dane Reynolds
度肝を抜くディープチューブからのハイエア Dane Reynolds

SFではケリー・スレーター(USA)がジェレミー・フローレス(FRA)と対戦。ジェレミーはファーストライドから9.57ptのハイスコアをマークし、この波数やセットの少ないヒートでケリーにプレッシャーをかける展開。しかしケリーも後半に9.83ptのバレルライドを手に入れ、これで安泰かと思われた終盤。全く波が来なかった中、インサイドセクションの小振りな波にジェレミーがプライオリティを持っていたのでラストライドのテイクオフ!これが何と「何処まで被るの?」という位にペラペラなのだけど、しっかり体も隠れて長い長いロングチューブを決めてしまったジェレミー、ニーディング7.67ptを上回る7.93ptを決めてケリーを敗った!これには呆気に取られていたケリー、「ジェレミーはいったい何をしたの?」とゼッケンブースに戻って皆に何度も聞いていた。

ジェレミーの大逆転劇に敗退を喫したKelly Slater
ジェレミーの大逆転劇に敗退を喫したKelly Slater

 

今大会好調だったKieren Perrowだが結果は2位
今大会好調だったKieren Perrowだが結果は2位

SFのH2ではデーン・レイノルズ(USA)がキーレン・ペロウ(AUS)と戦うが、キーレンにことごとくセットを持っていかれ、デーンはたった1本しか波に乗れず敗退。

ファイナルヒートはハワイアンでもアメリカンでも無く、フレンチとOZのジェレミー・フローレス(FRA)vsキーレン・ペロウ(AUS)の戦いとなった。
序盤から猛攻を仕掛けたのはキーレンで、この人ダスティを負かした逆転劇からかなり勢いに乗って来た感があり、6pt~7pt台のバレルを序盤にまとめ上げ、ジェレミーをラスト5分までコンボに追い込んだままの展開が続く。ジェレミー万事休すか!?波数もセットも少なくなった終盤戦はキーレンの戦い方が断然有利に見えたが、何だか神懸かっている様に感じたこのヒート、ラスト5分にドラマが待っていた。遅ればせながら巻き返しをはかったジェレミーは5.17pt、バックアップに必要なニーディングは8.60pt以上だったがラスト2分、再びジェレミーが乗ったバレルライドはセカンドチューブにも入り9.37pt!ハイスコアを叩き出し大大大逆転を果たし、パイプマスターズ史上初のヨーロッパチャンプが決定した!

ケリーから祝福されるJeremy Flores
ケリーから祝福されるJeremy Flores

ビーチに上がったフレンチボーイはQuiksilverのチームメイトでもあるケリーに担ぎ上げられ表彰台へ!
「今回はフランスの地図にも載っていない様な小さな町から両親や兄弟の家族、皆が僕の応援にハワイへ来てくれたんだ。だから優勝出来て最高に嬉しいよ!コーチからはいつもNever Give Up!と言う言葉を教えられて来た。ヒート中はずっとその言葉を繰り返していたよ」。
AIと書かれたライジングサンのボードを使用していたジェレミー「アンディには色々な事を教えて貰ったし、僕を成長させてくれたサーファーさ。この優勝を彼に捧げるよ」、とジェレミーは語った。
パイプマスターには、レジェンドのジェリー・ロペスよりゴールドのライジングサンサーフボードが贈呈された。

さぁ今年も全てのASPワールドツアーが終了。来季のスケジュールは既に発表されているので、2010年度の最終ランキングと来季のクォリファイと共に追って報告して行きます!
また来季も素晴らしいドラマがドリームツアーで観られます様に☆
なみある?では来年もまたASPワールドツアーを全試合網羅して行きますので、お楽しみに♪

ASP Men’s World Tour 最終戦
『Billabong Pipe Masters in Memory of Andy Irons』
【RESULT】
優勝:Jeremy Flores(FRA) 14.54pt
2位:Kieren Perrow(AUS) 13.77pt
3位 :Kelly Slater(USA) Dane Reynolds(USA)
5位:Owen Wright(AUS) Adrian Buchan(AUS) Jordy Smith(AUS) Taylor Knox(USA)

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