なみある?塩田気象予報士の波や天気のお話。【季節風】

2020/02/29 更新

明日から3月。暖冬、暖冬と耳にすることが多かった、まさに記録的な暖冬でした。冬本番が来る前に春に移行してしまったような。。

気象庁の季節予報の平均気温を見てみると、
3月の1ヶ月は全国で平年より高く、南西諸島を除くほぼ全国で70以上%となっています。

3~5月の3ヶ月は全国で50%、6~8月も全国で40パーセントの確率で平年より高い予報です。

うるう年の今年は、今後も暖かい春、そして、暑い熱い夏になりそうですね。
そろそろカエルも起きてきて、足元に最新の注意を払って歩く季節の到来です。まだ目立った鳴き声はありませんので、そういった意味では今のところ心が穏やかな、気象予報士の塩田久実です。こんにちは。

色々と気をつけ、生活を変えなければならない日々となっていますが、早く終息しますように。

さて、前回述べた海陸風ですが、同じようなことが、もっと大きなスケールで季節ごとにも起こります。
その風によって日本海側、太平洋側には特徴的な波が生まれます。
これまで述べてきたことと重複することもありますが、その季節ごとの風、季節風について少し触れたいと思います。

夏と冬では地上付近に卓越して吹く風の向きが大きく変わります。この風を季節風と呼びます。
季節風が起こる主な原因は、大陸と海洋の暖まり方の違いによります。
夏は大陸の方が海洋よりも暖まりやすいやすいので海洋よりも暑くなり、冬は大陸より海洋の方が冷えにくいため大陸よりも温かい。
・夏季の温度→大陸>海洋
・冬季の温度→大陸<海洋

その特徴は、広い範囲で吹くこと、夏季と冬季ではほぼ正反対になることなどがあります。

では日本にはどんな季節風が吹くのでしょうか。
夏は、太陽の強い日差しで大陸の地面の温度が上がり、太平洋の海面水温より高くなります。空気は軽くなり上昇します。
そして、足りない空気を補うように太平洋から大陸へ向かって空気の塊が動きます。

太平洋高気圧が吹き出す南東風が卓越します。
太平洋側はこの南東風がもたらすウネリ(高気圧の吹き出し)で遊べます。高気圧の吹き出しによる東~南東ウネリは穏やかに遊べる波というイメージを持つ方も多いと思います。
がしかし、高気圧の張り出し方によっては結構サイズアップすることもあります。
猛暑だった2018年の8月は平年より北側で勢力を強め、西へも張り出していたため、東向きのポイントにウネリが入りやすいところで長い距離で風が吹き続いていたため、千葉などではしっかりとしたサイズの波が何日も続くことがありました。

一方、冬は、大陸の地表面は冷え込みます。重たい空気は大陸よりも暖かい太平洋へ向かって流れ出します。

シベリア高気圧が吹き出す北西風が卓越します。
日本海側はこの風が強まる冬がシーズンです。風が止んだ時が狙いめですが、今シーズンは冬型の気圧配置が長続きすることがほとんどなかったため、ジャンクや降雪が続く日も必然的に短く、出来た日が多かったようです。

また、インド~東南アジア~日本を含む東アジアに吹く季節風(モンスーン)は梅雨と関係してきます。
地球には様々な季節風がありますので、また機会があれば触れてみたいと思います。

注意が必要な日が続きますが、安心して暮らせ、心からサーフィンを楽しめる日が戻りますように願います。

この記事が気に入ったらいいねしよう!

なみある?の最新ニュースお届けします。
上へ戻る

Internet Explorer完全非対応についてのご案内

「なみある?」WEBサイトは
Internet Explorerは全てのバージョンにおきまして完全非対応となりました。
Chrome、Firefox など 他ブラウザでご利用いただくようお願い申し上げます。
各ブラウザは以下からダウンロードください。
Chrome
https://www.google.co.jp/chrome/
Firefox
https://www.mozilla.org/ja/firefox/