先日、4x世界チャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)が2020年のワールドサーフリーグ(WSL)の女子チャンピオンシップツアー(CT)を休止することを発表した。
PHOTO: © WSL / Matt Dunbar
カリッサファンとしては、2020年のCTで見れないのは少し残念ではあるが、その発表で都筑有夢路が(CT・QS)のリーグになってから日本人女子初となるCTクオリファイを決定づけた。
都筑は、2019年WSLクオリファイ・シリーズ(QS)のランキングを8位でフィニッシュさせて、あと1歩のところでCTクオリファイ(QSランキング7位まで)を逃していた。しかしカリッサ・ムーアが休戦を発表した事により、都筑が繰り上がりとなり2020年CTへの昇格が決定した。日本人として2人目のCT入り、オメデトウ。
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2019年を振り返ると都筑は台湾で行われた2019年WSLワールドジュニアチャンピオンシップ、そしてスペインで開催されたWSL女子QS10000「ABANCAガリシア・クラシック・サーフPRO」で優勝という快挙を成し遂げた。日本のサーフィン界に激震を走らせた彼女はこの年末にさらに素晴らしいニュースを届けてくれた。
2020年オリンピックイヤーにCTクオリファイした都筑、そしてCT入り5年目を迎える五十嵐カノアが共に世界最高峰のサーフィンツアーでどんな活躍を見せてくれるのか目が離せなくなりそうだ。
CT入りが決定した都筑は自身のインスタグラムで
「自分ががCTに入る事ができて本当に信じられないです‼︎ ワールドチャンピオンになるっていう夢にやっと最初の1歩を踏み出せました。これからも自分を信じてワールドチャンピオンになるために頑張ります。2021年カリッサと戦うのが楽しみです!!!!!」とコメントした。
2020年のCTツアー休戦を発表したカリッサは、
「2020年のCTツアーの休戦を発表します。これにはたくさんの思いがあります。私は過去10年間、最高レベルでコンペに没頭してきましたし、30代もこのキャリアを継続したいと思っています。自分が好きな事を毎日続けられて幸運を実感しています。2021年CTツアーはこれまで以上にハッピーでエキサイトして戻って来られるように休息を取ります。
この休戦中は、これまでなかなか時間を費やせなかった、『MOORE ALOHA』サーフィンを通じて若い女性をサポートするプロジェクトやフィルムそして、サーフトリップをして自分を成長させていきたいと思っています。2020年の東京オリンピックには出場します。この機会にポジティブな返答をくれたWSLそして全てのスポンサーに感謝しています。そして都筑有夢路へ2020年のCTクオリファイおめでとう。」と自身のインスタグラムで発表した。
■ワールドサーフリーグ(WSL
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