なみある?塩田気象予報士の波や天気のお話。【暖冬の波の傾向】

2019/12/13 更新

数日暖かい日が続いた昨日は、すでに冬の眠りについているはずのカエルの鳴き声も久々に聞こえたりして、海へ下りる道の足元に最新の注意を払って歩き進みました。
こんにちは。気象予報士の塩田久実です。

関東付近は今日は北東風が吹いて気温が急降下し再び冬模様。もちろんカエルの声も聞こえません(安心)。
明日は南西風に変わってまた気温が上がり、来週火曜水曜辺りはかなり暖かくなりそう。。
なんとも落ち着きのない日が続く今日この頃です。

さて、12/12(木)気象庁発表の1か月予報の平均気温は全国的に平年よりも高い確率となっています。しかも、南西諸島、西~東日本の多くの地域は70%以上というかなりの高確率での予報です。

11/25発表の3か月予報でも、寒気の南下が弱く冬型の気圧配置が長続きしないため、全国的に平年並みか高いでしょう、とあります。

この冬はラニーニャでもエルニーニョも発生していません。
けれども、
①地球全体の気温が高い。
②太平洋の中・西部の海面水温が平年よりも高い。
③日本付近上空の偏西風は平年よりも北へ偏るため寒気の南下弱い。

ということで、
真冬でも冬型の気圧配置が続きづらいことが予想されます。
暖冬傾向です。

降水(雪)量の1か月予報を見てみると、日本海側は平年よりも少ないという予想です。冬型が続かなければ必然的に降雪量が少なくなることになります。

対して、太平洋側は平年より降水量が多い予想となっています。

暖冬というと暖かい日が続く、というイメージになりがちですが、そうでもありません。
いくら寒気の南下が弱いといっても、極付近に溜まった寒気が満タンになれば、それが一気にこぼれ出しますから、そんな時には真冬の天気となります。
日本海側は北風と共にサイズアップ。暖冬なので大荒れの天気は長続きしないため、冬型が緩んだ瞬間が狙いめです。アップダウンはありそうですが、天候も落ち着く日も増えて海へ行きやすくなるのでは。

また、平年の1月は日本付近は寒気に覆われる日 (冬型が続く状態) が多いのですが、暖冬の場合は日本付近は寒気の南下が弱い状態。
ただし、周期的にこぼれだす寒気と暖気のせめぎ合いが起こり、通常は2月になると増えてくる日本海や南岸を進む低気圧が1月にも発生、発達しやすくなります。

ということは、1月は波はあまり期待できない、というイメージの太平洋側でもサイズアップする可能性が高くなってくるということです。
そのかわり気温のアップダウンは大きくなりますし、南岸を通る低気圧の進路や発達状況などによっては、普段雪が少ない太平洋側でも雪が降る日が増えるということも考えられます。

暖冬は、平均すると気温が平年よりも高いけれども、太平洋側でも雪への備えなど注意しなければならないこともあります。

千葉も水温が下がってきました。
先日、グローブの縫い目に裂け目を発見したので大急ぎで次の一品を入手しました。
気候変動と共に季節ごとの波も変わっていくこともありますが、注意しながらも、その時その瞬間の海を楽しめると良いなあと思います。

それでは、また次回。

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