9/7(土)から9/15(日)まで宮崎県宮崎市木崎浜海岸開催されている「2019 ISA World Surfing Games Presented by VANS」の大会5日目をレポート。
波はサイズダウン傾向にあるが、北側(North)のバンクは地形がよく、形良いAフレームの波がブレイク。腰〜腹くらいと少しスモールではあるが、Aloha Cupはファイナルまで、男子R1そしてリパチャージR1が行われた。
Aloha Cupとは国ごとのチーム戦で、1チームはオープン男子&女子の2名ずつの計4名から構成される。1ヒート45分で1人のサーファーが乗る波は2本まで。
4人のリレー形式で行われ、最後のアンカーは45分以内にテントに戻ってこなければ減点の対象になる。1人が波を乗り終えた後はテントのスタートラインまで戻りタッチして他のメンバーと変わる。4人のトータルスコアで順位が競われる。
今年のAloha Cupは日本、南アフリカ、ペルー、アルゼンチン、アメリカ、オーストラリア、フランス、スペインの8チームが参戦。
波乗りジャパンはチーム戦「Aloha Cup」第4位
日本のメンバーは、五十嵐カノア、大原ヒロト、松田詩野、脇田沙良のチームで構成され、セミファイナルではペルー、アルゼンチンを抑えてファイナルへ進出。しかし、ファイナルでは持ち前の力を発揮できずに4位でフィニッシュ。
五十嵐カノア
大原ヒロト
松田詩野
脇田沙良
団体戦を優勝したオーストラリア代表のメンバーはオーウェン・ライト、ライアン・カリナン、サリー・フィッツギボンズ、ニッキー・ヴァン・ダイク
オーウェン・ライト
サリー・フィッツギボンズ
ライアン・カリナン
ニッキー・ヴァン・ダイク
ジョディー・スミス、ビアンカ・ブーテンターク、マイケル・フェブラリーらがいる南アフリカは2位。
ジョディー・スミス
ビアンカ・ブーテンターク
マイケル・フェブラリー
アメリカチームはケリー・スレーター、コートニー・コンローグ、コナー・コフィン、カリッサ・ムーアのメンバーで第3位。
ケリースレーター
コナー・コフィン
カリッサ・ムーア
コートニーコンローグ
アンカーのケリー・スレーターは最後のライディングに時間を費やし過ぎたため、全力でダッシュするも45分以内に間に合わず痛恨のミス。
しかし、滅多に見れない水中からのケリーの全力疾走に会場は大いに盛り上がっていた。
波乗りジャパンは全員初戦を1位通過。
村上舜はトップCT選手がいる中、R1の大会ハイエストトータル16.5(7.67pt+8.83pt)をマークし、圧巻の演技でトップ通過。
試合前、波のポジショニングのアドバイスをカノアに受けていた村上舜。
大会4日目に行われた五十嵐カノアのヒートには多くの観客が訪れ会場を埋め尽くした。その期待を受けてしっかり見せ場を作りR1は快勝。
続く大原洋人のヒートは、カノアの助言がプラスになり、良い波を掴み勝ちに繋げた。数々の世界戦を回ってきた大原でも初戦は緊張する事を試合後にコメント。
2x世界チャンピオンのガブリエル・メディーナは小波でも高さがあり難易度が高いエアーを披露しランドアップ。
アメリカ代表のコロヘ・アンディーノもR2へ勝ち上がっている。
パスポートを紛失した事で、大会出場が危ぶまれたイタロ・フェレイラだが、試合前ギリギリに会場に到着。
R1はフィリッペ・トレドの板を借りて出場。バタバタではあったが試合に間に合ってよかった。
CTのトップ選手達がR1から参戦し、かなりレベルの高い戦いが繰り広げられている。この強敵を相手に波乗りジャパンがどんな戦いを見せてくれるのか楽しみだ。GO NAMINORIJAPAN!
▼「2019 ISAワールドサーフィンゲームス」Day5ハイライト
大会Day6では男子オープンR2をNorth(北側)行っていく予定。South(南側)ではリパチャージR2が行われる予定。
▼「2019 ISAワールドサーフィンゲームス」公式ホームページ
https://www.wsg-miyazaki.jp
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