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5/25(土) 、CT第3戦「Corona Bali Protected」は遂にファイナルデーを迎え、男女共にクォーターファイナルからファイナルまでの全試合が消化され、2名のチャンピオンが決定した。
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日本代表 五十嵐カノアは初優勝!CTランクキング2位に浮上!
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潮の上げこみを狙って行われた最終日、ヒートごとに波が変化する難しい状況ではあったが、試合の後半にかけ4-6+フィートの素晴らしい波がブレイク。
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五十嵐カノア(JPN)はクォーターファイナルではエイドリアン・バッカン(AUS)を下し、
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その後セミファイナルで11x世界チャンピオンのケリー・スレーター(USA)と夢の試合が実現され、激戦の末に見事勝利。CTキャリアの中で2回目のファイナルへ進出した。
2016年のBillabong Pipe Masters以来2回目のファイナル出場となる五十嵐カノア。この時もケリー・スレーターをセミファイナルへ破りファイナルへ進出。つまりCT戦ではケリースレーターに2戦全勝ということになる。
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ファイナルではジェイミーフローレンス(FRA)と対戦。ターンとフローターのコンボでエクセレント9.1ptを叩き出しトータルスコア大きくリード。
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一方のジェレミーもエクセレント8.93ptを出して食らいつくも一歩及ばず。五十嵐カノアがトータル15.10ptのスコアで見事初優勝を飾った。
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「今までやってきた努力がようやく実を結びました。ラウンド1はひどい試合で、今までの努力が何だったのかと思いましたが、ジムや海で1人でずっとやってきた事が今になってようやく理解できました。この勝利がたくさんの意味を持っています。」
「どんなコンディンションだろうと、誰と対戦しようと全力で戦いました。最初のヒートからファイナルまで、同じようにサーフィンしました。」
「ジェレミーとのファイナルは名誉ですし、ケリーとのセミファイナルはとても素晴らしいです。すべてのヒートを全力で戦い、CT戦で優勝できた事は自分のキャリアの中でとても重要な意味を持ちます。」
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女子はステファニー・ギルモア(AUS)が優勝し、CTランキング1位に!
7 x世界チャンピオンのステファニアーはファイナルでサリー・フィッツギボンズ(AUS)と対戦。
ディープバレルをメイクした後、波のエンドセクションでも凄まじいターンでコンプリート。今大会で唯一パーフェクト10を出すライディングで、サリーを下し今年初優勝を飾った。
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「自分がランキング1位になるなんて思っていなかったので、最高です。」
「今週から黄色のゼッケンを着て、ネイルも黄色にして目的がクリアになりました。 次のマーガレットリバーでの試合はどのように挑むかわからないですが、全力で挑み、黄色のゼッケンを着続ける事ができれば素晴らしいですね。」
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セミファイナルではスタイリッシュなチューブライディングで高得点をマークし、決勝に進んだサリーだが今大会は2位でフィニッシュ。CTランキング5位にアップ。
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ルーキーのブリッサ・ヘネシー(HAW)は3x世界チャンピオンのカリッサー・ムーア(HAW)を破る大健闘を見せたが、セミファイナルではサリーに敗退して今大会は3位。自身の最高順位をマークした。
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フィリッペ・トレド(BRA)はクォーターファイナルで、ケリー・スレーターに敗れ5位。CTランキングは変わらず4位のまま。
続くCT第4戦「Margaret River Pro」は再びオーストラリアに戻り、5/29(水)からウェイティングピリオドがスタートする。
▼ CT第4戦「Margaret River Pro」
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CTキャリア4年目に初優勝という快挙を成し遂げた五十嵐カノアは現在CTランキングを2位とし、日本のサーフィン界にたくさんの感動を与えた。
近い将来日本人がサーフィンの世界チャンピオンになるのも日もそう遠くないかもしれない。
勢いに乗るカノアの今後の活躍に期待したい! GO カノア!
▼Corona Bali Protected 男子ファイナル結果:
1 – Kanoa Igarashi (JPN) 15.10
2 – Jeremy Flores (FRA) 14.63
▼Corona Bali Protected 男子セミファイナル結果:
SF 1: Jeremy Flores (FRA) 16.43 DEF. Michael Rodrigues (BRA) 12.00
SF 2: Kanoa Igarashi (JPN) 15.07 DEF. Kelly Slater (USA) 13.84
▼Corona Bali Protected 女子ファイナル結果:
1 – Stephanie Gilmore (AUS) 16.83
2 – Sally Fitzgibbons (AUS) 7.00
▼Corona Bali Protected 女子セミファイナル結果:
SF 1: Sally Fitzgibbons (AUS) 15.07 DEF. Brisa Hennessy (CRI) 12.86
SF 2: Stephanie Gilmore (AUS) 11.74 DEF. Nikki Van Dijk (AUS) 7.80
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